クスダマツメクサ(薬玉詰草)(マメ科 シャジクソウ属)

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ページ番号 1017266 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

クスダマツメクサ(薬玉詰草)(マメ科 シャジクソウ属)

クスダマツメクサの図鑑

自生環境

道ばた、荒れ地、公園 など

原産地

西アジアから北アフリカ

特徴

  • 日当たりが良く乾燥した場所を好む1年草です。国内では1943年に横浜で見出され、現在は全国各地に広がっています。市内でも2010年頃から急に数が増えはじめ、新しく土地造成が行われたような場所を中心に広がっています。
  • 同じ仲間のコメツブツメクサは、市内でもより古くから定着していますが、クスダマツメクサはそれに比べると花の穂が大きく、見応えがあります。また花びらは脈が浮き上がって何本もの縦筋が通っているように見えるのも特徴のひとつです。
  • 茎は環境に応じて立ち上がったり地を這うようにしながら伸び、30センチメートルほどの草丈となります。花期は春から夏で、花が終わった後も花びらは脱落せずに残って、果実を包みます。残った花びらはカサカサになり、まるで「ホップの実」を連想させます。

クスダマツメクサの画像その1。花の穂はコメツブツメクサよりも大きい

クスダマツメクサの画像その2。花びらには筋が何本も通っている。花が咲き終わっても花びらはそのまま残る。

クスダマツメクサの画像その3。果実を包む花びら。果実は花びらの中で育つ。そのため花びらをめくらないと果実の姿は見えない。小葉は3枚。てっぺんの小葉には柄があって少しだけ離れてつく。

最近花苗としても流通

クスダマツメクサは、直径2センチメートルほどの丸い花の穂を次々と咲かせ、とても可愛らしい姿をしていることから、最近はラッキークローバー、またはクローバー・ゴールドコーンなどの名前として花苗が流通しています。花後もカサカサとしたホップのような穂がしばらく残るため、ドライフラワーにも最適です。ただ、繁殖力が強いので、栽培するときは野生化させないように気をつけましょう。

市内の分布状況

近年大規模開発が行われた場所で発生し、分布をどんどん拡大しています。市内全域に広がるのはおそらく時間の問題です。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 競合or駆逐

現時点では、同じ仲間のコメツブツメクサのほうが圧倒的に多く見られます。ただ、この5年ほどで急速に数が増えてきているので、今後の動向が気になるところです。

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