メダケ(女竹)(イネ科メダケ属)

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ページ番号 1017453 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

メダケ(女竹)(イネ科メダケ属)

メダケの図鑑

自生環境

水辺、林縁 など

原産地

日本在来

特徴

  • 野田市周辺で一般に「篠竹」と呼ばれている細い竹のようなもののほとんどは、本種かアズマネザサです。川や沼などの周りに多いことから、カワタケという別名もあります。
  • 成長がとても早く、芽を出してからあっという間に高さ3メートルから4メートルほどになります。地中でも旺盛に根茎をはりめぐらせて、1株あれば立派な笹やぶをつくることができます。稈(竹ササ類の茎のこと)は直径2センチメートルから3センチメートルです。葉はゆるやかに垂れ下がります。
  • 株が成長して開花・結実に至るまで数十年はかかります。そのため、滅多に花を見ることはありません。結実すると株は枯れてしまいます。ちなみに、笹やぶ全部がたった1株からできているということも多く、その場合は、笹やぶ全体がいっせいに花を咲かせ、いっせいに枯れるという状態になります。

メダケの画像その1。薄茶色の稈鞘がそのままついている。稈鞘。稈。3メートルから4メートルほどにのび細い竹のような姿になる。

メダケの画像その2。葉は真ん中からゆるやかに垂れる。葉先はとがり細く長くのびる。肩毛。葉鞘の縁は斜め上にはりだす。葉鞘。

メダケの画像その3。メダケの花。めったに咲かないが、咲いた後は枯れてしまう。果実は初夏に熟すことが多い。

トピックスタイトル(特定の種別のクローズアップ)

メダケは竹? ササ?

メダケは漢字で女竹と書き、のびると細い竹のような姿になりますが、分類上はササになります。一般に竹とササのちがいとして、稈(竹ササ類の茎のこと)がのびきったときに、稈鞘(新芽のときに稈を包んでいた皮)が、剥がれ落ちてしまうものが竹、そのまま残って稈についているものがササと言われます。メダケは薄茶色の稈鞘が残り、稈の緑色と稈鞘の薄茶色がストライプ状になります。

市内の分布状況

ごく普通に生え、しばしば群生します。市内で「篠竹」と呼ばれる細い竹のようなものの多くは、本種かアズマネザサです。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

今のところ絶滅の心配はありません。繁茂して笹やぶとなるため、目の敵にされがちですが、野鳥や野生動物の生活空間として重要なため、ほどほどにすることが大切です。

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