ツルマメ(蔓豆)(マメ科 ダイズ属)

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ページ番号 1021268 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

ツルマメ(蔓豆)(マメ科 ダイズ属)

ツルマメの図鑑

自生環境

野原、道ばた、河川敷 など

原産地

日本在来

特徴

  • 身近な場所にごく普通に見られる1年草です。茎はつるになってあちこちに絡みついたり、覆いかぶさったりしながら旺盛にのびていきます。葉はいわゆる三つ葉(小葉が3枚)です。花の無い時期はヤブマメにも似ますが、小葉はそれに比べると細長いかたちをしています(ヤブマメの小葉はひし形に近い)。
  • 夏から秋に、紫色の小さな花が葉のわきに咲きます。濃淡や色見のちがいなど、株によって花色に多少の個性が見られます。
  • 果実は、枝豆をミニチュアにしたようなかたちです。中に豆(タネ)が3個ほど入っていますが、これは小さくて硬いため、食用には不向きです。果実は成熟するとパチンと音を立てて弾け、中の豆を撒き散らします。晩秋の頃、晴れた日に野辺を歩くと、ツルマメのはぜる音がほうぼうから聞こえてきます。

ツルマメの画像その1。花の大きさは5ミリメートルから8ミリメートルくらい。つるであちこちに絡みつく。小葉は3枚。

ツルマメの画像その2。豆のさやは茶色い毛がびっしり生える。中の豆は小さくかたい。晴れた日にパチンと音をたてながらはぜる。

ツルマメの画像その3。亜種・ダイズ。白い花もある。茎はつるにならず、自力で立つものが多い。豆はツルマメよりも大きい。

ダイズの原種と言われる

野田市といえば、枝豆や大豆のイメージがありますね。どちらもダイズという植物の果実(豆)で、未熟な状態で収穫したものを枝豆、完熟させたものを大豆として区別しています。栽培の歴史も古く、多種多様な栽培品種が知られています。ダイズは栽培種ですが、そのもとになった野生種(原種)が、このツルマメと言われています。言われてみれば、花や果実の雰囲気はよく似ていますね。

市内の分布状況

市内全域、身近な場所でごく普通に見られます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に育つ野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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