タケトアゼナ(たけと畔菜)(アゼナ科 アゼナ属)

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ページ番号 1021289 更新日  令和3年5月21日 印刷 大きな文字で印刷

タケトアゼナ(たけと畔菜)(アゼナ科 アゼナ属)

タケトアゼナの図鑑

自生環境

水田、湿地、河川敷 など

原産地

北アメリカ

特徴

  • 在来種のアゼナとともに、水田の周りにごく普通に見られる1年草です。分類上はアメリカアゼナの1タイプとされており、アメリカアゼナRタイプとも書きます。ただ現在では、最初に仮称されたタケトアゼナという名前が広く使われています。「タケト」の名前の由来は不明です。
  • アメリカアゼナは葉の根もとが徐々に狭まるようなかたち(くさび形)なのに対し、タケトアゼナはその部分が丸っこい形をしています。また、タケトアゼナの花には濃い青紫色の模様が見られる傾向があります。
  • アメリカアゼナやタケトアゼナは、水田で使われる除草剤への耐性を身につけているものが多いと言われています。そのこともあってか、最近は在来種のアゼナを圧倒する勢いで増えています。

タケトアゼナの画像その1。花に濃い青紫色の模様がある。Rタイプ。タケトアゼナは「アメリカアゼナのRタイプ」とも呼ぶ。

タケトアゼナの画像その2。果実の中に細かいタネがびっしり詰まっている。Rotundate。葉の根もとは丸っこい。

タケトアゼナの画像その3。亜種・アメリカアゼナ。Cタイプ。花は薄紫色。模様はない。Connatus。葉の根もとは細くとがる。

CタイプとRタイプ

タケトアゼナは、アメリカアゼナRタイプと表記することもあります。これは、タケトアゼナはアメリカアゼナと同じ種類だとする見解があるためです。その場合、典型のアメリカアゼナは、アメリカアゼナCタイプと書きます。それぞれRotundate(円形)、Connatus(くさび形)の頭文字です。これは両者の区別点となっている、葉の基部(茎と接続する部分)の特徴をラテン語で表したものです。

市内の分布状況

市内全域の水田地帯でごく普通に見られます。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 競合or駆逐
  • 農業被害

水田で使われる除草剤に耐性を身につけています。その結果、同じような場所に生える在来種のアゼナが減少し、代わりにタケトアゼナやアメリカアゼナに置き換わりつつあります。

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