キクイモ(菊芋)(キク科ヒマワリ属)
キクイモ(菊芋)(キク科ヒマワリ属)
自生環境
道ばた、荒れ地 など
原産地
北アメリカ
特徴
- 3メートルにもなる大型の多年草で、地中にできるイモ(塊茎)は、原産地のアメリカでは先住民にとって大切な食糧でした。日本への渡来は1859年に来日したイギリス駐日総領事が勧めたのがきっかけと言います。明治以降は栽培が本格化し、食用や飼料、アルコール製造用に広く利用されました。しかし戦後はすっかり忘れ去られ、現在荒れ地に見られるものはその生き残りです。
- 明治以降は栽培が本格化し、食用や飼料、アルコール製造用に広く利用されました。しかし戦後はすっかり忘れ去られ、現在荒れ地に見られるものはその生き残りです。土のかく乱や移動とともにイモが分散し、それにより旺盛に繁茂します。
- イモはイヌリンという成分により、強い甘みがあります。このイヌリンの健康効果が注目されたのをきっかけとして、最近は根菜として再び見直されつつあります。
野生型と栽培型がある
キクイモは地中にできるイモ(塊茎)を利用するために栽培されます。しかし残念ながら、その辺に生えている「野生型」は、イモが小さく食用に不向きです。野生型と栽培型は、イモの大きさのちがい以外はそっくりで、見分けは困難を極めます。野生型はかつてイヌキクイモと呼ばれ別種と考えられたこともありましたが、現在は「ちがう個性をもった同じ種類」とする説が有力なようです。
市内の分布状況
道ばたや空き地などにたくさん生えています。ただ野生のものはイモが小さく食用には向きません。
予想される被害
- 駆逐
地中にできる小さなイモや、ちぎれた根が拡散するかたちで、旺盛に繁茂します。大型の草なので、群生すると他の在来植物の生育場所を奪ってしまうおそれがあります。
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