タコノアシ(蛸の足)(タコノアシ科タコノアシ属)
タコノアシ(蛸の足)(タコノアシ科タコノアシ属)
自生環境
河川敷、湿地、水辺など
原産地
日本在来
特徴
- 多年草ではありますが、生き続けるためには定期的なかく乱(洪水や天地返しで表土がかき混ぜられること)が必要です。そのため、突然大量発生したかと思いきや、パタッと消滅してしまうという感じで、同じ場所で毎年必ず見られるとは限りません。
- 花のない時期はヤナギの若木に雰囲気が似ています。花の穂が出るのは8月から9月ごろ。そのかたちはまるでタコのあしをさかさまにしたような姿で、これが名前の由来になっています。花に花びらはありませんが、ときに花びらの痕跡のようなものが1枚から2枚つくこともあります。
- 秋、気温が下がってくると次第に紅葉し、穂もタコのあしのかたちのまま真っ赤になります。その姿は「ゆでだこ」と呼ばれ、親しまれています。
タコノアシは何科の植物
植物図鑑に書かれている「何科」は分類上、その植物が所属するグループ名のようなもの。その分けかた(分類体系)には、いくつかの方法があります。中にはどれを採用するかで、所属が変わる植物もあり、タコノアシもそのひとつです。タコノアシの科名はベンケイソウ科、ユキノシタ科、タコノアシ科と本によってちがいますが、これはその本がどの分類体系を採用しているかのちがいです。
市内の分布状況
市内全域に分布し、湿地や沼のまわりで見ることができます。河川敷でも土がぬかるんでいるような場所によく生えています。
生育を脅かす要因
- 開発
- 乾燥化
- 競合
レッドリスト
環境省レッドリストで準絶滅危惧ですが、野田市では比較的普通に見られます。それでも外来種との競争、湿地の埋め立てや乾燥化などの影響を受けやすいため油断は禁物です。
千葉県… --
環境省…準絶滅危惧(NT)
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