ジュズダマ(数珠玉)(イネ科ジュズダマ属)

Xでポスト
フェイスブックでシェア

ページ番号 1023529 更新日  令和元年8月8日 印刷 大きな文字で印刷

ジュズダマ(数珠玉)(イネ科ジュズダマ属)

ジュズダマの図鑑

自生環境

水辺、荒れ地 など

原産地

熱帯アジア

特徴

  • 古い時代に熱帯地方より渡来したと考えられる多年草です。普通の草地にも生えますが、水辺を好む傾向があります。市内でも池の縁や水路際などによく生えています。
  • 花のない時期は、やせたトウモロコシのような姿をしています。草丈は1メートルから2メートルくらいになり、夏から秋にかけて、茎の先に花の穂をつけます。1つの穂に雄花と雌花があり、雌花の先に雄花の穂がつきます。雌花は苞鞘と呼ばれる壺のようなのものに包まれ、そこから2本の柱頭が顔を出します。
  • 果実期になると苞鞘は石のようにかたくなり、表面に光沢が出てきます。これは長持ちするため、数珠やネックレス、お手玉の中身などに使われます。果実はしずく形なので、英語では、これを旧約聖書のヨブ(Job)の涙に見立て、Job’s tearsと言います。

ジュズダマの画像その1。

ジュズダマの画像その2。

ジュズダマの画像その3。

ハトムギも同じ仲間

健康茶の原料としてもおなじみのハトムギは、ジュズダマの変種です。野田市ではほとんど作られていませんが、近隣では栃木県小山市が有名な産地となっています。ハトムギはタネを包む苞鞘がジュズダマに比べるともろく、指で比較的簡単に割ることができます。原産地の東南アジアでは、雑穀として食用にするほか、苞鞘の中身はヨクイニンと呼ばれ、薬に利用されています。

市内の分布状況

市内全域で見ることができます。水路や沼べりなど、水辺に多く生える傾向があります。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 花粉症

古い時代に定着した外来種で、水辺の生態系の一員として落ち着いています。生態系に悪さをする可能性は低いのですが、風媒花なのでイネ科花粉症の方は要注意です。

PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。

ご意見をお聞かせください

質問:このページの内容は役に立ちましたか?
質問:このページの内容はわかりやすかったですか?
質問:このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。