コナギ(小菜葱)(ミズアオイ科ミズアオイ属)

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ページ番号 1023531 更新日  令和元年8月8日 印刷 大きな文字で印刷

コナギ(小菜葱)(ミズアオイ科ミズアオイ属)

コナギの図鑑

自生環境

水田、湿地 など

原産地

日本在来

特徴

  • 水田とその周辺の湿った場所にたくさん生える1年草です。水田地帯ではありふれた草ですが、それ以外の環境にはあまり見られません。古くはナギ(水葱)とも呼ばれていました。
  • ホテイアオイと同じ仲間ですが、ホテイアオイのように水面に漂うのではなく、水底に根を下ろしそこから葉を出します。水の深さに応じて体のかたちは大きく変化します。水がなくとも生育可能ですが、土がひどく乾燥すると弱ってしまいます。
  • 花は秋に咲きます。その日の気温によって異なりますが、ふつうは午前中のうちにしぼんでしまいます。直径は2センチあるかどうかと小さいのですが、鮮やかな青紫色でよく目立ちます。同じ仲間のミズアオイは葉の上に花の穂を出すのに対し、コナギの花は葉よりも低い位置につきます。

コナギの画像その1。

コナギの画像その2。

コナギの画像その3。

古くは野菜として

ミズアオイ科ミズアオイ属に分類されるコナギとミズアオイ。古くはどちらもナギ(水葱)と呼び、水田に生える食べられる草として大切にされてきました。今やコナギははびこる雑草として目の敵にされ、一方のミズアオイは環境悪化から希少種となり、別な意味で大切にされています。コナギとミズアオイの立ち位置の変化は、わたしたち人間と自然のかかわりかたを考えさせられるような気がします。

市内の分布状況

市内全域に分布。水田のまわりで、ごく普通に見ることができます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に育つ野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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