ゴンズイ(権萃)(ミツバウツギ科ゴンズイ属)

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ページ番号 1023533 更新日  令和元年8月8日 印刷 大きな文字で印刷

ゴンズイ(権萃)(ミツバウツギ科ゴンズイ属)

ゴンズイの図鑑

自生環境

山林、林縁 など

原産地

日本在来

特徴

  • 林の縁などに生える、樹高3メートルから5メートルほどの落葉小高木です。日当たりを好む傾向があり、背の高い樹木が茂ってうっそうとした林内にはあまり生えません。幹はみずみずしく、特に春先は枝を切ると水が滴ってくるほどです。そのため西日本の一部ではショウベンノキとも呼ばれます。
  • 初夏に、円錐形の花の穂を出します。小さな花が多数つきますが、直径3ミリ・メートルほどで薄い黄緑色であるため、あまり目立ちません。花びらとがくはかたちがほとんど同じで、それぞれ5枚ずつあります。
  • 秋になると果実が赤く熟します。やがて果実の皮が割れて、中から黒くて光沢のあるタネが顔を出します。果皮の赤とタネの黒色のコントラストがよく目立ち、鳥さんに食べてもらえるようにアピールしています。

ゴンズイの画像その1。

ゴンズイの画像その2。

ゴンズイの画像その3。

海水魚ゴンズイとの関係

海水魚にも、樹木と同じゴンズイと言う名前の魚がいます。両者の関連ははっきりせず、諸説があります。ひとつは、ゴンズイは体に鮮やかなしま模様が入るため、樹皮のしま模様をそれに見立てたというもの。もうひとつは、魚のゴンズイは有毒で食べられないし、木のゴンズイは材木がやわらかくて使えないと、どちらも人の役には立たないため、これが関係しているというものです。

市内の分布状況

市内全域、山林でごく普通に見ることができます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

開発

身近な場所に普通で、絶滅の心配はありません。ただ林縁や林道沿いを好むため、伐採の影響を受けやすい傾向があります。また、山林の開発は生育場所を奪う原因になります。

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