ハルタデ(春蓼)(タデ科イヌタデ属)

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ページ番号 1023542 更新日  令和元年8月8日 印刷 大きな文字で印刷

ハルタデ(春蓼)(タデ科イヌタデ属)

ハルタデの図鑑

自生環境

畑地、荒れ地、牧草地 など

原産地

日本在来

特徴

  • 日当たりのよい場所にたくさん生える1年草のタデです。畑のまわりや休耕田などの農地周辺で特に多く見られる傾向があります。また同じ仲間で見た目がそっくりなオオイヌタデやサナエタデと、よくいっしょに生えています。
  • タデの中では開花が早いほうで、4月から5月ごろから花の穂を出すものもあります。名前の由来は春から咲くことからきています。花びらは濃いピンクですが、開花時のみ白色になります。そのため穂は紅白入り混じった感じに見えます。
  • タデの仲間の重要な識別点のひとつとして、托葉鞘が挙げられます。ハルタデの場合、托葉鞘の上の縁に毛が生え、面の部分にも毛があるのが普通です。よく似たオオイヌタデやサナエタデの托葉鞘には毛はありません。

ハルタデの画像その1。

ハルタデの画像その2。

ハルタデの画像その3。

春と秋とで姿がちがう

ハルタデはその名のとおり、早いものは春から初夏に花の穂を出しはじめます。この時期のハルタデはせいぜい草丈30センチ程度。花の穂はほぼ直立し、あまり垂れ下がりません。一方で、秋にも出現します。秋のものは総じて大型で50センチ以上になることも珍しくありません。また花の穂も長く、垂れる傾向があります。そのことから秋の個体をオオハルタデと呼んで区別することもあります。

市内の分布状況

市内全域に普通に生えています。農地や牧場のまわりに多い傾向があります。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 農薬

市内全域に生え、数も多いため、今のところ絶滅の心配はありません。ただ、生えている場所柄、除草剤散布など人間活動の影響を受けやすいと考えられます。

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