ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)(ナス科ナス属)
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)(ナス科ナス属)
自生環境
林縁、道ばた など
原産地
日本在来
特徴
- 林の縁などで絡みついたり覆いかぶさったりしながら、つるを長くのばす多年草です。名前は、ヒヨドリが果実を好んで食べそうと連想したためつけられたもので、古い時代にはホロシとも呼ばれていました。
- 夏から秋にかけ、葉わきからのびた柄の先に、小さな白い花が数個ずつかたまって咲きます。花びらは時間の経過とともに後ろへと反りかえります。秋が深まる頃に果実は熟し、まるで宝石のように赤く輝く果実が多数ぶら下がります。
- 茎や葉には白くてやわらかい毛がびっしりと生え、ふわふわした感触があります。葉のかたちは同じ株の中でも多少変化があり、耳のような部分ができることもあります。
美味しそうだけど有毒
ヒヨドリジョウゴの果実は秋に真っ赤に熟し、ぱっと見はとても美味しそうです。しかも分類上は野菜のナスと同じ仲間なので、もしかしたらと思ってしまいそうです。ところが、じつはナスの仲間は毒持ち(しかもそれなりに強力)のほうが多く、ヒヨドリジョウゴも人には有毒です。鳥さんは多少ついばみますが人気はイマイチ。名前のもとになったヒヨドリも、積極的には手を出さないようです。
市内の分布状況
市内全域に分布しています。林の縁に多く見られます。
生育を脅かす要因
- 開発
- 競合
市内全域で普通に見られますが、雑木林の伐採や開発は、重大な脅威となります。またアレチウリなど外来のつる草が林の縁ではびこると、生育場所が奪われてしまいます。
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