キツネノマゴ(狐の孫)(キツネノマゴ科キツネノマゴ属)

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ページ番号 1023655 更新日  令和元年8月22日 印刷 大きな文字で印刷

キツネノマゴ(狐の孫)(キツネノマゴ科キツネノマゴ属)

キツネノマゴの図鑑

自生環境

野原、道ばた など

原産地

日本在来

特徴

  • 日当たりのよい場所にごく普通に生える1年草で、しばしば群生します。花の穂が出ていれば一目瞭然ですが、花が咲く前の段階だと取り立てて特徴はないため、慣れないと見つけるのは難しいかもしれません。
  • 花の穂は茎の先につきます。早いものは7月ごろからちらほらと花をつけはじめますが、花数が増えて見ごたえがあるのは秋になってからです。特に何度か草刈りを経験した株は、細かく枝分かれして、花数もより多くなります。
  • 穂はがくや苞でふさふさとして見えます。果実はこれらに紛れるようにしてできるため見つけづらいのですが、成熟するとパチンと2つに割れて、中の小さなタネを弾き飛ばします。気温が下がってくると、穂も含めて全体が鮮やかに紅葉します。

キツネノマゴの画像その1。小さな花の穂が茎の先につく。上唇/雄しべ/下唇。花びらは下唇の方が大きい。

キツネノマゴの画像その2。果実は熟すと勢いよく弾ける。弾ける前/弾けた後。花の後も苞やがくはそのまま残ってふさふさして見える。

キツネノマゴの画像その3。気温が下がると鮮やかな赤紫色に色づく。葉先は少しとがる。

キツネノマゴの由来は?

キツネノマゴは「きつねの孫」、すなわち孫ぎつねのことです。諸説ありますが、一番しっくりとくるのが「穂から来ている」という説です。穂には細長いがくと苞があり、ふさふさとして見えます。そして小さいため、孫サイズのキツネの尾に見立てた、だからキツネノマゴとなったというものです。ちなみに沖縄には、キツネノマゴの変種でキツネノヒマゴという植物が自生します。

市内の分布状況

市内全域で普通に見られます。日当たりの良い草地にたくさん生えています。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に育つ野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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