ノゲシ(野罌粟)(キク科 ノゲシ属)
ノゲシ(野罌粟)(キク科 ノゲシ属)
自生環境
道ばた、畑地、野原 など
原産地
日本在来
特徴
- 日本のみならず世界じゅうに分布する、いわゆる「コスモポリタン種」です。市街地から山地まで環境を問わずに、どこでもごく普通に見られます。草丈は1メートルから2メートルほどになります。
- 同じキク科のアキノノゲシに対して、春に花が目立つことから「ハルノノゲシ」とも呼ばれます。ただノゲシは周年開花性が強く、季節に関係なく1年じゅうダラダラと花を咲かせ、タネを飛ばしています。タネには綿毛がついていて、風であちこちに運ばれていきます。
- 同じ仲間のオニノゲシとの間にアイノゲシと言う雑種をつくることがあります。アイノゲシは両者の中間的な姿でタネはできません。それとは別に近年は、市街地を中心に葉の切れ込みが細かく複雑なかたちをしたタイプのノゲシが増えてきています。こちらはアイノゲシとは異なりきちんと結実します。
白い花のノゲシが増加中
ノゲシの花はふつう黄色ですが、ときどき白っぽい花を咲かせる株が見られます。これにはウスジロノゲシの名前がつけられており、ノゲシの花色ちがいの品種です。ただ純白とはならず、中心付近の舌状花は黄色っぽい色となる傾向があります。
かつては珍しく、図鑑にもまず載らないものでしたが、なぜか2000年代に入ってから急増。今は普通に見らけるようになりました。
市内の分布状況
市内全域、身近な場所でごく普通に見られます
生育を脅かす要因
今のところ特になし
市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に育つ野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
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