コハコベ(小繁縷)(ナデシコ科ハコベ属)

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ページ番号 1024992 更新日  令和2年1月24日 印刷 大きな文字で印刷

コハコベ(小繁縷)(ナデシコ科ハコベ属)

コハコベの図鑑

自生環境

道ばた、畑地、野原 など

原産地

ヨーロッパ

特徴

  • 一般に「はこべ」と呼ばれているものは、ミドリハコベとコハコベ(本種)の2種があります。国内で最初にコハコベの存在に気づかれたのは1922年の東京でのことで、以降急速に全国へと広がり、今では身近な「はこべ」の大半がこのコハコベです。
  • 環境を問わずどこにでも生えますが、特に日当たりのよい場所を好みます。1年草ですが季節に関係なく出現し、年じゅう開花・結実を繰り返しています。花は日が当たるといっせいに開きます。花びらは白色で5枚ありますが、気温の高い時期は花びらを省略した状態で開くこともあります。
  • ミドリハコベとコハコベはよく似ているうえに、生える環境によって見た目が大きく変化するため、その見分けは容易ではありません。タネが確実な識別点となりますが、食用にする場合は、どちらも食べられるため、区別しなくても問題はありません。

コハコベの画像その1。茎は赤みを帯びることが多い。花びらは白色でVの字のかたち。雌しべの柱頭は3つに分かれる。柱頭/雄しべ。雄しべの本数は少なめ。

コハコベの画像その2。果実は熟すと皮が5つに開く。タネの表面は多少ブツブツして見えるが、トゲトゲにはならない。

コハコベの画像その3。真冬でも葉は青々としている。葉は卵形で先がツンととがる。

小鳥が大好きな草

日本で「はこべ」と言えば、春の七草のひとつ。葉物野菜の少ない冬場の貴重な青菜として重宝されてきました。また摘んだハコベを炒り、塩と混ぜたものは「ハコベ塩」と言って、歯磨き粉として使われました。ヨーロッパでも野菜として使われますが、一方でニワトリや小鳥が好んで食べる草として知られています。そのことから英語ではchick weed(ニワトリの草)と言います。

市内の分布状況

市内全域、どこでもごく普通に見られます。

市内の分布状況の図

予想される被害

・駆逐
・交雑

とても丈夫で繁殖力も強力です。また在来種のミドリハコベとの判別に悩むような、中間的な姿の株もしばしば見られます。ミドリハコベの間で交雑が起きている可能性があります。

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