ビワ(枇杷)(バラ科ビワ属)

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ページ番号 1025059 更新日  令和2年1月28日 印刷 大きな文字で印刷

ビワ(枇杷)(バラ科ビワ属)

ビワの図鑑

自生環境

人家周辺、林縁 など

原産地

中国

特徴

  • 中国原産の果樹で、国内では江戸時代より前には栽培が始まっていたと考えられています。市内でも栽培されますが、寒さが少し苦手で、最低気温マイナス3度以下で傷む可能性があります。
  • 高さ10メートルにも達する常緑高木で、葉は硬くて丈夫です。裏面には茶色い毛がびっしりと生えています。秋の終わりから冬の初めにかけて、枝先に小さな白い花をたくさん咲かせます。花柄やがくにも茶色い毛がびっしりと生えています。
  • 果実は翌年の初夏に成熟します。果肉は甘く、生で美味しく食べられます。1つの果実に1つの大きなタネが入っています。タネは比較的発芽率が良いようで、暖かい地域では一部野生化しています。そのため生産栽培を行うときは野生化への配慮が必要だとして「産業管理外来種」に選定されています。

ビワの画像その1。葉は深緑色。硬くて分厚い。樹高は10m近くになることも。

ビワの画像その2。晩秋から初冬にかけ、白い花が咲く。新芽はたくさんの毛でふわふわしている。

ビワの画像その3。果実が熟すのは5から6月ごろ。果実は生でそのまま食べられ、甘くて美味しい。果実の中に3cmほどの大きなタネが1個入っている。

千葉県の特産品

千葉県は全国屈指のビワの生産地。寒さに弱いため、生産地は南房総市など、房総半島南端付近の気候の温暖な地域に限られますが、その歴史は古く、1751年(宝暦元年)から始まったと言われています。ビワにもさまざまな栽培品種がありますが、千葉県では、「大房(おおぶさ)」や「田中(たなか)」、「富房(とみふさ)」など、大きな果実をつける系統の品種が中心です。

市内の分布状況

市内には自生しません。庭先から野生化した株が、たまに見られます。

市内の分布状況の図

予想される被害

今のところ特になし

繁殖力が強く、野生化リスクが高い果樹ですが、市内に限れば、今のところはまだ脅威的ではありません。ただし油断は禁物。栽培時は野生化させないように気をつけましょう。

外来生物法など

産業管理外来種(法的規制は無し)

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