フラサバソウ(フラサバ草)(オオバコ科クワガタソウ属)

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ページ番号 1025061 更新日  令和2年1月28日 印刷 大きな文字で印刷

フラサバソウ(フラサバ草)(オオバコ科クワガタソウ属)

フラサバソウの図鑑

自生環境

道ばた、野原、林縁 など

原産地

ヨーロッパ

特徴

  • 秋から冬にかけて発芽し、真冬のあいだも成長を続け、早いものは2月には咲きはじめます。花や果実をつけながら、どんどん茎がのびていきます。茎は柔らかく、地を這いながら50センチにも達することもあります。しかし果実が熟してくると急速に衰弱し、大型連休が終わるころにはタネを残して枯れていきます。
  • 発芽直後は、大きな2枚の子葉(いわゆるふたば)が目立ちます。ふつう子葉は、本葉と入れ替わるように枯れてしまうものですが、フラサバソウは例外的に果実期までずっと残ります。
  • 日当たりのよい場所を好みますが、林道わきなどの薄暗い場所でもよく育ち、群生している姿を見かけます。花色は薄い青紫色ですが、株によって色の濃淡があり、日当たりの悪い場所に生えたものは、白っぽい色の花になることもあります。

フラサバソウの画像その1。オオイヌノフグリを小さくしたような花が咲く。がくは毛が目立つ。茎や葉にも白い毛が多い。

フラサバソウの画像その2。子葉はずっと残る。果実は平べったい球形で真ん中は少しへこむ。果実を包むがくはまるで小籠包のよう。

フラサバソウの画像その3。発芽したばかりの株。2枚の大きな子葉がよく目立つ。別名はツタバイヌノフグリ。葉は小さなツタのよう。

フラサバは人名から

日本で最初にフラサバソウを発見し、記録に残したのがフランス人研究者のフランシェ(Franchet)とサバチェ(Savatier)。この2人が共著として1875年に刊行した『日本植物誌』の中に、明治初年に長崎での採集品が掲載されました。以降、国内ではなかなか見つからず、日本名がついたのはずっと後の話ですが、命名者は、最初に記録した2人の名前を記念して「フラサバ」と名づけました。

市内の分布状況

昔からありましたが、急に増えてきたのは最近です。今は身近な場所にたくさん生えています

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐

大量に発生し、地面を覆う勢いで広がります。春はさまざまな植物が芽生える季節ですが、フラサバソウが地面を覆ってしまうことで、それが妨げられる恐れがあります。

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