イチョウ(銀杏)(イチョウ科 イチョウ属)

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ページ番号 1025471 更新日  令和2年3月9日 印刷 大きな文字で印刷

イチョウ(銀杏)(イチョウ科 イチョウ属)

イチョウの図鑑

自生環境

植栽(公園・街路など)

原産地

中国

特徴

  • 黄色く色づくイチョウの木々は、カエデの紅葉とともに晩秋の風物詩として定番です。しかしイチョウは日本在来種ではなく、鎌倉時代に中国より渡来し、人々の手によって植えられながら広まっていったものです。
  • 街路樹は剪定によって樹高が抑えられていますが、本来は30メートル以上にもなる樹種です。またとても寿命の長い木で、各地に天然記念物となる古木、巨木が多数知られています。ある程度樹齢を重ねると、乳と呼ばれる気根が垂れ下がります。
  • 雌雄別株で、秋にいわゆる銀杏(ぎんなん)ができるのは雌株です。銀杏は種子で、外側の皮はぶよぶよに膨らんで悪臭を放ちます。その中に白くてかたい殻(中種皮)に包まれた種子本体があり、食用にするのはその中身です。ただ毒性があるため、大量に食べると中毒を起こす可能性があります。

イチョウの画像その1。たくさんの雄しべが穂になってつく。雌花。胚珠(種子になる部分)が2個つく。1/2。種子。外側はぶよぶよで臭い。中に硬い殻に包まれたタネ本体が入っている。

イチョウの画像その2。葉は扇形。真ん中に深い切れ込みがある。秋の終わりに黄葉する。

イチョウの画像その3。 乳(気根)。樹齢を重ねた木によく見られる。冬芽は丸っこいかたち。短枝という短い枝がある。短枝。

人のおかげで生き残った?

普段何気なく目にするイチョウですが、じつは地球上を恐竜が闊歩していた時代から、ほとんど姿を変えていない「生きた化石」です。しかも野生のものはすでに絶滅し、今や人々の手によって植えられたものだけが生き残っているという状態です。もし人々が、こうやって街路樹などに利用しなければ、とっくに息絶えていて、化石でのみ知る存在になっていたかもしれません。

市内の分布状況

市内に自生はありません。タネから芽生えた苗をたまに見かけますが、すぐに姿を消してしまうようです。

市内の分布状況の図

予想される被害

今のところ特になし

国内には自生はなく、すべて人の手によって植えられたものです。タネから育った幼木があちこちに見られますが、今のところ地域の生態系に影響を及ぼすほどではありません。

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