センニンソウ(仙人草)(キンポウゲ科 センニンソウ属)
センニンソウ(仙人草)(キンポウゲ科 センニンソウ属)
自生環境
林縁、野原、道ばた など
原産地
日本在来
特徴
- いわゆる里山の日当たりのよい場所にごく普通に生える多年草です。市街地でも公園や道ばたの植え込みなどで育っているのをよく見かけます。茎はつるになって、あちこちに絡みついたり、覆いかぶさったりしながら、旺盛に生育していきます。同時に地下茎を張り巡らせ、それによっても繁殖します。
- 小葉は3枚から7枚で、表面には光沢があり、しばしば白い模様が入ります。小葉のかたちは多様で、同じ株の中でもかなり個性があります。オオアカマルノミハムシの仲間(ハムシ科の昆虫)は、センニンソウの仲間の葉を食べて育ちます。
- 花に花びらは無く、白くて細長い4枚のがくが花びらのように見えます。花後にできる果実は、雌しべの花柱が長くのび、やがて白い綿毛が目立つようになります。この綿毛を仙人のひげや白髪に見立てたのが名前の由来です。
日本のクレマチスのひとつ
センニンソウは分類学上キンポウゲ科センニンソウ属というグループに位置づけられています。この仲間はラテン語でClematis、そう園芸植物でおなじみのあのクレマチスです。この仲間は日本に17種、世界には300種ほどあるとされ、さまざまな種類が園芸植物として利用されています。ただこの仲間は有毒で、人によっては汁が肌につくとかぶれるため、扱うときは注意しましょう。
市内の分布状況
市内全域に分布し、林の縁などいたるところで見ることができます。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に育つ野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
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