ショカツサイ(諸葛菜)(アブラナ科 ショカツサイ属)
ショカツサイ(諸葛菜)(アブラナ科 ショカツサイ属)
自生環境
野原、畑地、河川敷 など
原産地
中国
特徴
- 国内へは江戸時代に渡来したと言われています。しかし一気に広まったのは戦後のこと。中国にある紫金山(しきんさん)より種子が持ち込まれ、紫金草(しきんそう)の名前で積極的に広められたのがきっかけです。花が美しいため今なお栽培されていますが、繁殖力が強いため各地で野生化しています。
- 秋以降に発芽し、若い苗の状態で越冬、春になるといっせいに開花結実して、梅雨前にはタネを残して枯れてしまう越年草です。草丈は50センチ以上になりますが、環境に応じてかなり変動します。ふつう全草無毛ですが個体差があり、毛の量が特に多いものはケショカツサイと呼ばれます。
- 花は薄紫色ですが、白い花を咲かせる株が出現することがあります。ただ遺伝的に安定しているとは限らず、白花株から採ったタネを育てても、必ず白花が咲くとは限らないようです。
たくさんの名前を持つ
ショカツサイはたくさんの名前を持つ植物としても知られています。原産地の紫金山にちなむシキンソウ(紫金草)、シキンサイ(紫金菜)。ダイコンのようで花が美しいことからハナダイコン(花大根)、紫色の菜の花のようだからムラサキハナナ(紫花菜)、ストックの一種(アラセイトウ)に似て、大型なのでオオアラセイトウなど。現在はショカツサイ(諸葛菜)が代表的な名前として使われています。
市内の分布状況
花が美しいため栽培されますが、繁殖力が強く、あちこちに野生化しています。
予想される被害
- 駆逐
繁殖力が強いため、いたるところで野生化して広がっています。花は美しいのですが、あまり繁茂しすぎると、日本在来の植物が育つ場所を奪ってしまうおそれがあります。
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