コバナキジムシロ(小花雉蓆)バラ科キジムシロ属

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ページ番号 1025577 更新日  令和2年3月17日 印刷 大きな文字で印刷

コバナキジムシロ(小花雉蓆)バラ科キジムシロ属

コバナキジムシロの図鑑

自生環境

河川敷、水辺、あぜ など

原産地

朝鮮半島から中国

特徴

  • 利根川や江戸川の河川敷に多く、ときどき水をかぶるような場所を好んで生えます。市内では河川敷以外でも、あぜ道や沼のへりなどの湿った場所に生えているのをよく見かけます。茎は地面をはうようにしてのび、条件が良いと50センチメートルくらいの長さに達することもありますが、とても小さな姿のまま開花結実を済ませることも珍しくありません。
  • 春から夏にかけてが主な開花期とされていますが、観察していると季節に関係なく通年ダラダラと開花する傾向があるようです。厳冬期はロゼットで冬越ししますが、陽だまりの暖かい場所ではちらほらと咲くこともあります。
  • 発見当初は北アメリカ原産の種類と考えられたこともあり、アメリカキジムシロの別名がありますが、その後の研究により中国から朝鮮半島付近を原産とする種類とされ、現在に至ります。

コバナキジムシロの画像その1。茎は盛んに枝分かれをし、地を這うようにのびていく。

コバナキジムシロの画像その2。副がく片/がく片。花びらは5枚あるが、とても小さく目立たない。果実はがく片に包まれた状態で成熟する。果実は茶色く、しわが目立つ。

コバナキジムシロの画像その3。地面に葉をべったり広げるロゼットの状態で冬を越す。小葉。小葉は3から5枚。

珍しい外来植物?

「外来種=はびこる」というイメージがありますが、じつはそれはごく一部にすぎません。日本には毎年たくさんの種類の外来種が侵入していますが、環境に適応できないまま消えてしまうか、できたとしても局所にとどまっているものが大半です。コバナキジムシロは後者でしょうか。利根川水系には比較的多いため、市内での遭遇頻度は高いのですが、全国的に見るとそこそこ珍しい存在です。

市内の分布状況

市内全域の水辺に生えています。特に利根川や江戸川の河川敷に多く見られます。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐

河川敷の湿った場所には、多種多様な希少種が自生しています。コバナキジムシロはそういう場所によく生えるため、希少種の種類によっては影響を受ける可能性があります。

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