ケカキネガラシ(毛垣根芥子)(アブラナ科カキネガラシ属)
ケカキネガラシ(毛垣根芥子)(アブラナ科カキネガラシ属)
自生環境
道ばた、荒れ地、河川敷 など
原産地
ヨーロッパ
特徴
- ヨーロッパ原産ですが、世界じゅうに広がっている越年草です。日本には明治時代に渡来し、日当たりのよい乾燥した場所にたくさん生えています。
- 春から夏にかけて、直径4ミリメートルほどの小さな黄色い花がつき、咲き進むとともに茎がどんどん長くのびていきます。果実はツノのような細長い形をしていますが、茎にぴったりとくっつくように上向きにつき、独特の姿となります。慣れると遠目からもすぐに分かるようになります。
- 茎や葉、果実には毛が多く生えていますが、中には毛がほとんど無く、光沢があるように見えるタイプがあります。これをハマカキネガラシと言い、市内にもときどき見出されます。ケカキネガラシとハマカキネガラシを区別せず、まとめてカキネガラシと呼ぶこともあります。
歌手の草とも呼ばれる
草全体に、マスタードのような独特な香りがあり、海外ではこれをソースにして料理に使います。またケカキネガラシの新鮮な葉とクレソン(オランダガラシ)からつくったうがい薬は、のどの炎症をしずれ、枯れた声を元通りにするはたらきがあるとされています。そのことから、ケカキネガラシにはSinger’s plant、すなわち「歌手の草」という別名もあります。
市内の分布状況
市内全域に見られます。道ばたや造成地など、乾燥した場所に多く生えています。
予想される被害
- 駆逐
大きな草で繁殖力も強いため、他の植物の生育場所を奪ってしまう可能性があります。市内では河川敷にも多く見られ、主に河川敷に生える希少種への影響が心配されます。
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