ケカキネガラシ(毛垣根芥子)(アブラナ科カキネガラシ属)

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ページ番号 1025578 更新日  令和2年3月17日 印刷 大きな文字で印刷

ケカキネガラシ(毛垣根芥子)(アブラナ科カキネガラシ属)

ケカキネガラシの図鑑

自生環境

道ばた、荒れ地、河川敷 など

原産地

ヨーロッパ

特徴

  • ヨーロッパ原産ですが、世界じゅうに広がっている越年草です。日本には明治時代に渡来し、日当たりのよい乾燥した場所にたくさん生えています。
  • 春から夏にかけて、直径4ミリメートルほどの小さな黄色い花がつき、咲き進むとともに茎がどんどん長くのびていきます。果実はツノのような細長い形をしていますが、茎にぴったりとくっつくように上向きにつき、独特の姿となります。慣れると遠目からもすぐに分かるようになります。
  • 茎や葉、果実には毛が多く生えていますが、中には毛がほとんど無く、光沢があるように見えるタイプがあります。これをハマカキネガラシと言い、市内にもときどき見出されます。ケカキネガラシとハマカキネガラシを区別せず、まとめてカキネガラシと呼ぶこともあります。

ケカキネガラシの画像その1。花びらは4枚、雄しべは6本。春から夏、茎の先に黄色い花を咲かせる。

ケカキネガラシの画像その2。果実/茎。茎や果実には毛が多い。茎にぴったりくっつくように果実ができる。葉は羽根のように深く切れ込む。葉にも毛が多い。ロゼットの状態で冬を越す。

ケカキネガラシの画像その3。変種・ハマカキネガラシ。果実も無毛。茎や葉に毛が無くつやつや。

歌手の草とも呼ばれる

草全体に、マスタードのような独特な香りがあり、海外ではこれをソースにして料理に使います。またケカキネガラシの新鮮な葉とクレソン(オランダガラシ)からつくったうがい薬は、のどの炎症をしずれ、枯れた声を元通りにするはたらきがあるとされています。そのことから、ケカキネガラシにはSinger’s plant、すなわち「歌手の草」という別名もあります。

市内の分布状況

市内全域に見られます。道ばたや造成地など、乾燥した場所に多く生えています。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐

大きな草で繁殖力も強いため、他の植物の生育場所を奪ってしまう可能性があります。市内では河川敷にも多く見られ、主に河川敷に生える希少種への影響が心配されます。

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