ベニカナメモチ(紅要黐)(バラ科カナメモチ属)
ベニカナメモチ(紅要黐)(バラ科カナメモチ属)
自生環境
植栽(庭、公園など)
原産地
人工的な栽培種
特徴
- カナメモチとオオカナメモチを交雑してつくられた園芸品種で、レッドロビンとも呼ばれています。病害虫の影響を受けにくく丈夫で、刈り込みにもとても強いことから、今や生垣の定番。世界じゅうに普及しています。
- 常緑樹で葉は光沢のある深緑色ですが、新葉は鮮烈な赤色です。新芽の成長が盛んに春先はもちろん、季節に関係なく刈り込むたびに赤い新葉が出てきて、生垣を美しく彩ります。
- 初夏、枝先に多数の小さな白い花がまるく集まって咲きます。ハナムグリやハチ、チョウなど、多くの虫さんが花を訪れます。結実率はあまり良くないですが、ときにまばらに結実することがあり、秋に赤く熟します。刈り込みを頻繁に行う場所では、花や果実はほとんど見られません。
レッドロビンとも呼ばれる
本種は園芸品種名のレッドロビン(Red Robin)という名でもよく知られています。かつて生垣には、野生種のカナメモチがよく使われていましたが、今では、身近な場所で見かけるものの大半が本種です。ちなみに、カナメモチの中から新芽の赤が美しい性質を持つ株を選別して、それを「ベニカナメモチ」と称することもあります。これは本種とよく似ていて、識別は困難を極めます。
市内の分布状況
人工的に作り出された種類です。庭や公園によく植えられていますが、自生はしていません。
予想される被害
今のところ特になし
庭や公園の生垣としてよく使われており、ときに果実をつけることがありますが、現時点では野生化したものは見られません。今後も野生化する可能性は低いと考えられます。
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