ノミノツヅリ(蚤の綴り)(ナデシコ科ノミノツヅリ属)
ノミノツヅリ(蚤の綴り)(ナデシコ科ノミノツヅリ属)
自生環境
道ばた、畑地、荒れ地など
原産地
日本在来
特徴
- 畑のまわりや荒れ地など、日当たりがよく乾燥した場所にごく普通に生える1年から越年草です。交通量の多い幹線道路でアスファルトのすき間からたくましく育っている姿をよく見かけます。
- 3月から6月ごろ、茎の先に直径5ミリメートルくらいの小さな白い花を咲かせます。開花とともに茎がどんどん細かく枝分かれしていき、最終的には「霞のような姿」になります。なお、気温が高くなるとはっきりと花を開かず、蕾のような状態のまま結実する閉鎖花のみになることもあります。
- 葉は長さ3ミリメートルから7ミリメートルととても小さく丸っこいかたちで、2枚ずつ向かい合わせになってつきます。この葉を小さな蚤(ノミ)が着る綴り(布切れをつなぎあわせてつくった簡単な服)に見立てたのが名前の由来です。
全体がべたつくタイプも
粘液を分泌する毛を腺毛と言います。腺毛は普通の毛とちがって先が球形になっていて、さわると若干べたつきます。典型的なノミノツヅリにはこの腺毛はありませんが、中には全体に腺毛が生えてべたつき、土ぼこりやごみが絡まったような状態になっているものがあります。これが変種のネバリノミノツヅリです。ネバリノミノツヅリは市街地や道ばたに生え、市内でもたまに見られます。
市内の分布状況
市内全域、身近な場所にごく普通に生えています。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。