ノミノツヅリ(蚤の綴り)(ナデシコ科ノミノツヅリ属)

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ページ番号 1026620 更新日  令和3年5月24日 印刷 大きな文字で印刷

ノミノツヅリ(蚤の綴り)(ナデシコ科ノミノツヅリ属)

ノミノツヅリの図鑑

自生環境

道ばた、畑地、荒れ地など

原産地

日本在来

特徴

  • 畑のまわりや荒れ地など、日当たりがよく乾燥した場所にごく普通に生える1年から越年草です。交通量の多い幹線道路でアスファルトのすき間からたくましく育っている姿をよく見かけます。
  • 3月から6月ごろ、茎の先に直径5ミリメートルくらいの小さな白い花を咲かせます。開花とともに茎がどんどん細かく枝分かれしていき、最終的には「霞のような姿」になります。なお、気温が高くなるとはっきりと花を開かず、蕾のような状態のまま結実する閉鎖花のみになることもあります。
  • 葉は長さ3ミリメートルから7ミリメートルととても小さく丸っこいかたちで、2枚ずつ向かい合わせになってつきます。この葉を小さな蚤(ノミ)が着る綴り(布切れをつなぎあわせてつくった簡単な服)に見立てたのが名前の由来です。

ノミノツヅリの画像その1。春の陽だまりで小さな白い花を咲かせる。花びらに切れこみは無い。とても細かく枝分かれして、まるで霞のように見える。

ノミノツヅリの画像その2。5mmくらいの小さな丸い葉が2枚ずつつく。果実は熟すと先が6つに開きタネがこぼれる。

ノミノツヅリの画像その3。変種・ネバリノミノツヅリ。腺毛と呼ばれる毛から、粘液が出て、さわるとべたつく。

全体がべたつくタイプも

 粘液を分泌する毛を腺毛と言います。腺毛は普通の毛とちがって先が球形になっていて、さわると若干べたつきます。典型的なノミノツヅリにはこの腺毛はありませんが、中には全体に腺毛が生えてべたつき、土ぼこりやごみが絡まったような状態になっているものがあります。これが変種のネバリノミノツヅリです。ネバリノミノツヅリは市街地や道ばたに生え、市内でもたまに見られます。

市内の分布状況

市内全域、身近な場所にごく普通に生えています。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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