オオジシバリ(大地縛り)(キク科ノニガナ属)

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ページ番号 1026639 更新日  令和3年5月24日 印刷 大きな文字で印刷

オオジシバリ(大地縛り)(キク科ノニガナ属)

オオジシバリの図鑑

自生環境

野原、水辺、あぜ など

原産地

日本在来

特徴

  • 日当たりの良い湿った場所にたくさん生えています。茎は地を這いながら、節々から根を下ろして広がっていきます。地縛りの名は、この姿が地面を縛りつけているように見えることにちなみます。この茎は途中でちぎれても、ちぎれた断片がそれぞれ新しい株として育っていきます。
  • 春を中心に、直径3センチメートルくらいの黄色い花を咲かせます。1枚の花びらのようなものが舌状花と言う1つの花で、ひとつの大きな花のように見えるのはその集合体で。タンポポに比べると舌状花の数は少なく、中心に黒い雄しべと雌しべが目立ちます。春ほどではありませんが、秋にもちらほらと開花します。
  • 茎や葉をちぎると白い「乳汁」が出てきます(乳汁は無毒)。葉は根もとに行くにつれ細くなり、ひょろひょろとだらしない感じに見えます。気温が下がると紅葉します。

オオジシバリの画像その1。タンポポのようなかたちの花を次々と咲かせる。地面を這うように茎をのばし、節々から根を下ろす。

オオジシバリの画像その2。黒っぽい雄しべや雌しべが目立つ。雌しべ。雄しべ。舌状花。総苞。総苞はタンポポよりも細長い。タネ本体。冠毛(綿毛)。タネは風の力で運ばれていく。

オオジシバリの画像その3。イワニガナより葉が長く、ひょろっとした感じになる。秋、気温が下がるとやわらかい杏色に色づく。

ニガナ属からノニガナ属へ

  かつてキク科ニガナ属(Ixeris)とされていたグループは、新しい研究でIxerisとIxeridiumの2つに分割されました。その際、ニガナの仲間がIxeridiumのほうに分けられたため、ニガナ属はIxeridiumの日本名となり、Ixerisは新たにノニガナ属という日本名が充てられるようになりました。ノニガナ属には、オオジシバリのほか、イワニガナ、カワラニガナ、ノニガナ、ハマニガナなどが属しています。

市内の分布状況

市内全域に分布し、日当たりの良い湿った場所にごく普通に見られます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

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