ネズミホソムギ(鼠細麦)(イネ科ドクムギ属)
ネズミホソムギ(鼠細麦)(イネ科ドクムギ属)
自生環境
道ばた、河川敷、野原 など
原産地
ヨーロッパ
特徴
- ネズミムギ、ホソムギともにヨーロッパ原産の多年草で牧草として世界じゅうで栽培されています。しかしこの2種類は交雑しやすく、その結果誕生したのがこのネズミホソムギです。ネズミホソムギも「ハイブリッドライグラス」と呼ばれ、同様に牧草として広く利用されています。
- 初夏を中心に、茎の先に30センチメートルほどの長さの穂が1本つきます。ふつう穂は枝分かれしませんが、エダウチ型と言って、さまざまな枝分かれが見られることがあります。ふつう小穂の先には芒があります。ただ芒の出具合は株によって、また同じ株でも小穂によってずいぶん異なります。
- 世界中の畜産を支える重要な牧草です。一方で増える力がとても強く、イネ科花粉症の主要な原因植物にもなっています。この点に留意しつつ有効に活用していきたいところです。
ネズミムギとホソムギ
ネズミムギ(イタリアンライグラス)、ホソムギ(ペレニアルライグラス)とも、ヨーロッパ原産の多年草で、牧草として広く栽培されています。一般に小穂に1センチメートルほどの芒があり、長さが揃っていて、次に出る若葉が若芽の中で渦を巻くように収まっています。一方のホソムギは小穂に芒はなく(稀に短い芒あり)、次に出る若葉は若芽の中で2枚に折りたたまるようにして入っています。
市内の分布状況
市内全域、身近な場所にごく普通に生えています。ネズミムギもよく見られますが、ホソムギは稀です。
予想される被害
- 駆逐
- 花粉症
風媒花なので、花粉を空中にまき散らして、イネ科花粉症の原因になります。繁殖力が強いのですが、牧草として有益な草でもあるので、周辺に配慮しつつ活用したいところです。
外来生物法など
産業管理外来種(法的規制は無し)
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。