ポプラ(ぽぷら)(ヤナギ科ヤマナラシ属)
ポプラ(ぽぷら)(ヤナギ科ヤマナラシ属)
自生環境
植栽(公園、並木など)
原産地
人工的な栽培種
特徴
- ポプラは特定の種類を指したものではなく、ヤナギ科ヤマナラシ属に分類される樹種のうち、街路樹などに栽培されるものを総称したものです。その代名詞的存在になっているのがヨーロッパ原産のセイヨウハコヤナギ(イタリアポフラ)です。
- セイヨウハコヤナギは涼しい気候を好む樹種なので北日本を中心に植えられています。特に北海道では街路樹の定番です。幹や枝が上を向いてのび、「太い柱」のような樹形になるのが特徴です。きわめて成長が早く、あっという間に数十メートルもの高さになりますが、一方で寿命が短いという欠点があります。
- 暖かい地域では北アメリカ原産のカロリナハコヤナギ(カロリナポプラ)が植えられることがあります。また近年は導入される種類が増え、銀白色の葉が美しいギンドロなどが庭木として植えられることもあります。
ヤマナラシはどんな植物
ポプラ(Populus)はヤナギ科ヤマナラシ属の樹木を総称したものです。ヤマナラシは北海道から九州にかけての山地に生える背の高い落葉樹で、葉の構造上、わずかな風でもよく揺れて、さらさらと音が鳴るため、「山を鳴らす木」という意味で名前がつけられています。ポプラの代表種、セイヨウハコヤナギも同様に、風が吹くと葉がよく揺れて、さらさらと音を立てます。
市内の分布状況
市内でも校庭や公園などにたまに植えられますが、野生化したものはあまり見かけません。
予想される被害
今のところ特になし
初夏に綿毛つきのタネを大量に飛ばします。たまにそこから芽生えたと思われる幼木を見かけますが、すぐに消えてしまう傾向にあり、現時点では野生化による影響は限定的です。
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