コスズメガヤ(小雀茅)(イネ科 カゼクサ属)

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ページ番号 1028680 更新日  令和3年5月31日 印刷 大きな文字で印刷

コスズメガヤ(小雀茅)(イネ科 カゼクサ属)

コスズメガヤの図鑑

自生環境

道ばた、畑地、荒れ地 など

原産地

ユーラシア大陸

特徴

  • ほぼ世界じゅうに広がる1年草で、国内には明治時代にユーラシア大陸より渡来したと考えられています。とても丈夫で踏まれ強く、種子繁殖力の強いとてもタフな草です。環境を問わずいたるところに生えていますが、特に道路わきのアスファルトのすき間や、砂利を敷いた駐車場の隅などの乾燥地を好みます。
  • 初夏から秋にかけ、茎の先に円錐形の穂をつけます。ひとつひとつの小穂は長さ3ミリメートルから8ミリメートルほどで平たいかたちをしています。小花の数は5個から12個ほどです。
  • 花の穂の軸をルーペで見ると、腺点と呼ばれる匂いを出す点があります。ぷんぷんと匂ってくるほどではありませんが、草むしりでコスズメガヤをたくさん抜いた後に手を嗅ぐと、独特の匂いを感じられます。

コスズメガヤの画像その1。穂は円錐形に広がる。茎の先に5から20センチメートルくらいの長さの穂をつける。

コスズメガヤの画像その2。株もとで多数の枝分かれをする。小穂。3から8ミリメートル。腺点。柄には腺点がある。小花。小花の数は5から12個。

コスズメガヤの画像その3。群生すると白い霞が広がったようになる。冬に枯れるがドライフラワーになってずっと残る。

枯れるとドライフラワーに

コスズメガヤは花が終わって種を落とした後も、穂のかたちがそのまま保たれ、白く乾燥します。そのためドライフラワーとしてとても見ごたえがあります。イネ科の仲間はカサカサした質感のものが多いのですが、枯れるとボロボロと脱落して、穂のかたちが失われてしまうものも少なくありません。そのため、ドライフラワーの素材として使える種類は意外に限られるものです。

市内の分布状況

市内全域、身近な場所にごく普通に生えています。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐
  • 花粉症
  • 農業被害

繁殖力・環境適応力ともにとても強いため、地域の生態系への影響が心配されます。また風媒花なので、花粉を空中に撒き散らし、イネ科花粉症の原因になります。

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