ブタクサ(豚草)(キク科 ブタクサ属)
ブタクサ(豚草)(キク科 ブタクサ属)
自生環境
道ばた、畑地、荒れ地 など
原産地
北アメリカ
特徴
- 温帯を中心に世界の広範囲に広がる1年草で、国内でも昭和時代に一気に全国へと広がりました。ただ後から入ってきた同じ仲間のオオブタクサに押されたのか、すっかり数を減らしおとなしくなりました。乾燥した荒れ地や畑のまわりに見られます。
- 夏から秋にかけ、茎の先に長い雄花の穂をつけます。ここから大量の花粉を空中にまき散らすため、秋の花粉症の主要な原因植物のひとつとなっています。
- 名前のブタクサは「hogweed」を直訳したものです。ただhogweedはブタクサに対する英名ではなく、硬い毛におおわれた植物を総称したものです。ハナウド(セリ科)などもhogweedと呼ばれます。ブタクサの英名はannual ragweed。annualは1年草、ragはボロボロという意味で、細かく切れ込む葉のかたちからきています。
花粉を出さないブタクサ
ブタクサは風媒花なので、雄花の穂からは大量の花粉が撒き散らされます。そのため秋の花粉症の主要な原因植物として嫌われています。ところがごく稀に、雄花になる部分が雌花に置き換わってしまい、雄花がまったくつかない株が出ることがあります。これが「メブタクサ」と呼ばれるものです。ただ性質としては固定しておらず、同じ株の子孫がメブタクサになるとは限らないようです。
市内の分布状況
市内全域に分布しますが、オオブタクサに押され、めっきり少なくなりました。
予想される被害
- 花粉症
空中に大量の花粉を撒き散らすため、秋の花粉症の主要な原因植物となっています。ただ近年は同じ仲間のオオブタクサのほうが優勢で、ブタクサの影響は小さくなっています。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。