ブタクサ(豚草)(キク科 ブタクサ属)

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ページ番号 1028837 更新日  令和3年5月31日 印刷 大きな文字で印刷

ブタクサ(豚草)(キク科 ブタクサ属)

ブタクサの図鑑

自生環境

道ばた、畑地、荒れ地 など

原産地

北アメリカ

特徴

  • 温帯を中心に世界の広範囲に広がる1年草で、国内でも昭和時代に一気に全国へと広がりました。ただ後から入ってきた同じ仲間のオオブタクサに押されたのか、すっかり数を減らしおとなしくなりました。乾燥した荒れ地や畑のまわりに見られます。
  • 夏から秋にかけ、茎の先に長い雄花の穂をつけます。ここから大量の花粉を空中にまき散らすため、秋の花粉症の主要な原因植物のひとつとなっています。
  • 名前のブタクサは「hogweed」を直訳したものです。ただhogweedはブタクサに対する英名ではなく、硬い毛におおわれた植物を総称したものです。ハナウド(セリ科)などもhogweedと呼ばれます。ブタクサの英名はannual ragweed。annualは1年草、ragはボロボロという意味で、細かく切れ込む葉のかたちからきています。

ブタクサの画像その1。雄花。数個の雄花が1つの花のように集まる。雌花。穂の一番下につく。雄花の穂は揺すると大量の花粉が出てくる。

ブタクサの画像その2。苞葉。果実は苞葉に包まれるようにして育つ。葉の切れ込みがとても細かい。

ブタクサの画像その3。雄花の部分が雌花に置き換わっている。メブタクサ。雌花しかつかないタイプ。

花粉を出さないブタクサ

ブタクサは風媒花なので、雄花の穂からは大量の花粉が撒き散らされます。そのため秋の花粉症の主要な原因植物として嫌われています。ところがごく稀に、雄花になる部分が雌花に置き換わってしまい、雄花がまったくつかない株が出ることがあります。これが「メブタクサ」と呼ばれるものです。ただ性質としては固定しておらず、同じ株の子孫がメブタクサになるとは限らないようです。

市内の分布状況

市内全域に分布しますが、オオブタクサに押され、めっきり少なくなりました。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 花粉症

空中に大量の花粉を撒き散らすため、秋の花粉症の主要な原因植物となっています。ただ近年は同じ仲間のオオブタクサのほうが優勢で、ブタクサの影響は小さくなっています。

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