バショウ(芭蕉)(バショウ科 バショウ属)

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ページ番号 1028847 更新日  令和3年5月31日 印刷 大きな文字で印刷

バショウ(芭蕉)(バショウ科 バショウ属)

バショウの図鑑

自生環境

植栽(庭、公園など)

原産地

中国

特徴

  • 「観賞用のバナナ」です。バナナの仲間は熱帯性の種類が多いのですが、バショウは寒さに強く、日本でも関東地方以西の比較的暖かい地域では屋外で育てることができます。そのため古くから庭園などに植えられています。
  • 草丈は3メートルから5メートルほどになります。幹のように見えるのは葉のつけ根の葉鞘(ようしょう)と呼ばれる部分が密着しあって立ちあがったものです。葉の本体はとても大きく、2メートル近くになることも珍しくありません。ただ破れやすく、風雨にさらされるうちに葉脈に沿って裂け、次第にぼさぼさになっていきます。
  • 花はよく見ますが、結実率が悪いようで果実はめったに見かけません。そのこともあり野生化したものはまず見かけません。タネができない代わりに、株もとに塊状の根茎(こんけい)を次々とつくり、それで増えていきます。

バショウの画像その1。1枚の葉の長さが2メートル近くになることも。葉の根元(葉鞘)がぎゅっと集まって1本の幹のようになっている。

バショウの画像その2。花が咲くと苞葉はめくれ、やがて散る。苞葉。花のあつまり。花は苞葉の内側に15から20個ほど並ぶようにして咲く。

バショウの画像その3。バナナを小さくしたような果実ができる。木ではなく草なので冬になると地上部は枯れる。

バショウは木?草?

まるで木のように見えるバショウですが、じつは木ではなく草です。木と草のちがいは地上部の茎の寿命で、1つの茎が通常1年以内で枯れるものが草、何年も生き続けるものが木です。何年も生きる草でも、1本あたりの茎は1年以内に枯れ、新しい茎と入れ替わっているのです。バショウも同様で、地上部は毎年冬になると完全に全部枯れてしまいます。そのためバショウも草なのです。

市内の分布状況

古くから観賞用に栽培されますが、今のところ野生化したものは見られません。

市内の分布状況の図

予想される被害

今のところ特になし

古くから庭や公園によく植えられます。ただ種子繁殖をほとんどしないため、野生化したものはまず見かけません。そのため、生態系への影響は小さいと考えられます。

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