ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)(マメ科 ササゲ属)
ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)(マメ科 ササゲ属)
自生環境
野原、水辺 など
原産地
日本在来
特徴
- 日当たりのよい野原などに生える1年草です。茎はつるになってあちこちに絡みついたり覆いかぶさったりしながらのびていきます。小葉は3枚ずつつき、卵形で先はとがります。茎や葉には茶色くやわらかい毛が生えています。
- 夏から秋にかけ、葉のわきから長い柄をのばし、その先に黄色い花の穂がつきます。ひとつの花は直径約1.5センチメートルほどで正面から見るとねじれたような形をしています。果実は長さ4センチメートルから9センチメートルほどの細長い形で、ふつう数本ずつつきます。成熟すると音を立てて弾け、中のタネを勢いよく飛ばします。
- 変種のアズキは、豆を食用にするために畑で栽培されます。茎は多少つる状になるものの自力で立ち上がり、葉はヤブツルアズキと比べてもかなり大きめです。タネ(豆)は小豆色と称される鮮やかな赤紫色で表面はつやがあります。
アズキとの関係は?
和菓子の「あんこ」の原料としてもおなじみの小豆(あずき)は、アズキと言う植物の種子(豆)です。アズキは野生する種類ではなく、畑に栽培される作物です。ところでヤブツルアズキとアズキは分類上は同じ種類で、お互い変種の関係に位置づけられています。詳細は不明ですが、ヤブツルアズキを品種改良したものがアズキとも、アズキが野生化したものがヤブツルアズキとも言われています。
市内の分布状況
地図は市内で比較的まとまった数が生えている場所です。水路沿いに多く見られる傾向があります。
生育を脅かす要因
- 競合
- 開発
- 農薬
市内では今のところ安定して発生しています。ただ、どの自生地も外来種が目立ちます。また今後、農薬や防草処理などの些細なできごとがきっかけで姿を消す可能性があります。
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