ツルノゲイトウ(蔓野鶏頭)(ヒユ科 ツルノゲイトウ属)

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア

ページ番号 1029244 更新日  令和3年5月31日 印刷 大きな文字で印刷

ツルノゲイトウ(蔓野鶏頭)(ヒユ科 ツルノゲイトウ属)

ツルノゲイトウの図鑑

自生環境

湿地、水田、あぜ など

原産地

南アメリカ

特徴

  • もともとの原産地は南アメリカと推定されており、現在は熱帯地方を中心に世界の広範囲に分布しています。いつ日本に入ってきたのかはあまりよく分かっていませんが、現在は関東地方以西の田のあぜなどに定着しています。
  • 茎は地を這うようにしてのび、節々から根を下ろしながら広がっていきます。茎はやわらかく、引き抜こうとすると簡単にちぎれ、根のついた断片が残り、そこからすぐに復活します。またちぎれた茎もすぐに根を出して新しい株として育つため、増える力がとても強い草と言えます。
  • 夏から秋にかけて、葉のわきに丸い花の穂がつきます。花被片は白色で、花が咲き終わった後もそのまま残ります。果実は花被片の中で育ちます。大きくなると平たいハート形となり、花被片からはみ出します。

ツルノゲイトウの画像その1。葉のわきに丸い花の穂がつく。花被片。花被片は5枚で先がとがる。

ツルノゲイトウの画像その2。1つの果実は平たいハート形。花被片。たくさんの平たい果実が重なりあうようにつく。果実期も穂は白っぽい。

ツルノゲイトウの画像その3。特定外来生物・ナガエツルノゲイトウとの比較。今のところ市内ではナガエツルノゲイトウの記録はありません。花の穂に長い柄は無い。比較・ナガエツルノゲイトウ。花の穂に長い柄がある。特定外来。

ナガエツルノゲイトウ

印旛沼で猛威を振るっている特定外来生物ナガエツルノゲイトウ。ツルノゲイトウに似ていますが水生植物で、葉の幅が広く、花の穂は葉のわきから出た「長い柄」の先につきます。今のところ市内にはナガエツルノゲイトウはありませんが、手賀沼周辺でも水の流れに沿って広がってきており、野田市でも注意が必要です。なおツルノゲイトウは特定外来生物ではなく、法的規制はありません。

市内の分布状況

市内全域に分布し、水田とその周辺に見られます。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐
  • 農業被害

水田周辺に多く、地を覆うように広がります。そのため繁茂しすぎると、農業への影響はもちろん、他の希少な水田雑草の生育場所を奪ってしまうおそれがあります。

PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。

ご意見をお聞かせください

質問:このページの内容は役に立ちましたか?
質問:このページの内容はわかりやすかったですか?
質問:このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。