ホナガアオゲイトウ(穂長青鶏頭)(ヒユ科 ヒユ属)

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ページ番号 1029857 更新日  令和3年5月31日 印刷 大きな文字で印刷

ホナガアオゲイトウ(穂長青鶏頭)(ヒユ科 ヒユ属)

ホナガアオゲイトウの図鑑

自生環境

道ばた、畑地、荒れ地 など

原産地

北アメリカ

特徴

  • 畑のまわりや道ばた、荒れ地などの日当たりのよい場所に生えています。イヌビユやホソアオゲイトウなど、ほかのヒユの仲間といっしょに生えていることも珍しくありません。これらの雑種と推定されるものが各地で記録されており、今後ホナガアオゲイトウをかた親とする雑種が市内でも見つかるかもしれません。
  • 夏から秋にかけて、緑色の棒状の花穂をつけます。ホソアオゲイトウは短い花穂がびっしりとつけて密集した感じがするのに対し、ホナガアオゲイトウは花穂の数が少なく、ひとつひとつの花穂も長いため、すっきりして見えます。
  • 花の穂には「小苞」と呼ばれる針のようなかたちのものがあります。この小苞が花被片の長さの2倍(ホソアオゲイトウは1.5倍)もあり、穂が少しイガイガして見えます。そのことからイガホビユと言う別名があります。

ホナガアオゲイトウの画像その1。ホソアオゲイトウに比べると花の穂の数は少なく、シンプルに見える。

ホナガアオゲイトウの画像その2。雄しべは3から5本。雄花と雌花が同じ株につく。小苞/花被片。小苞の長さは花被片の長さの2倍。

ホナガアオゲイトウの画像その3。赤紫色の穂をつける株もある。

ホナガアオゲイトウの学名

1937年に宇都宮でホナガアオゲイトウ(A. hybridus)の名で記録されたものと、1961年に清水港でイガホビユ(A. powellii)の名で記録されたもの、後の研究からこれら2つの株が同じ種類である可能性が指摘されました。そのため現在はホナガアオゲイトウ(別名イガホビユ)の学名を A. powelliiとし、A. hybridusはホソアオゲイトウという別な種類の学名に充てられています。

市内の分布状況

ホソアオゲイトウほどではありませんが、市内全域のいたるところで見られます。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐
  • 農業被害
  • 交雑

ホソアオゲイトウなど他の外来ヒユ類同様に農地で繁茂するため、農業への影響が考えられます。また、同じ仲間で在来種のイヌビユとの交雑が起きる可能性があります。

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