ヤハズソウ(矢筈草)(マメ科ヤハズソウ属)
ヤハズソウ(矢筈草)(マメ科ヤハズソウ属)
自生環境
野原、河川敷、道ばた など
原産地
日本在来
特徴
- 日当たりのよい草地にごく普通に生える1年草です。砂利道のわきや芝生広場の中で特によく見かけます。ヤハズソウ属に分類される植物は東アジアに2種類のみ(ヤハズソウとマルバヤハズソウ)です。2種類とも野田市内で見ることができます。
- 茎は枝分かれしながら成長し、草丈10センチメートルから40センチメートルほどになります。茎には下向きの毛が多く生えています。クローバー(シロツメクサ)のように小葉は3枚ずつつきます。そのことから英名はjapanese cloverと言います。
- 8月から10月頃、葉のわきに小さな花を1個から2個ずつつけます。花後にできる果実はいわゆる「豆」ですが、さやの中に入るタネは1個のみで、あまり豆らしくはありません。果実のさやの先はツンととがっています。
葉をそっと引っ張ると
矢筈は矢の後ろ(矢羽根のある側)の突端にあるV字形の切れ込みのことを言います。矢を飛ばすときに、ここに弦を引っかけます。転じて、V字形の切れ込みのことを広く「矢筈」と表現します。
ヤハズソウの矢筈も同様で、爪を立てないよう、指の腹でやさしく引っ張ると、葉脈に沿ってV字形、つまり矢筈形に切れ込みます。名前の由来もここから来ています。
市内の分布状況
市内全域に分布しています。日当たりの良い草地に多く生えています。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。