ハシカグサ(麻疹草)(アカネ科ハシカグサ属)
ハシカグサ(麻疹草)(アカネ科ハシカグサ属)
自生環境
林縁、木陰、あぜ など
原産地
日本在来
特徴
- 林縁や庭の隅、公園の木陰など、半日陰で土があまり乾燥しない場所に生える1年草です。谷津田のあぜなどにも生えています。茎は枝分かれしながら地を這うようにのび、節々から根を下ろします。葉にはまばらに毛が生え、さわると少しざらつきます。古くなった葉は黒い斑点が目立ちます。
- 夏から秋にかけ、茎の先や葉わきに数個ずつ小さな花を咲かせます。花びらは釣鐘状で白色、先が4つに分かれて開きます。がくは「がく筒」と「がく裂片」に分かれ、がく筒の部分は毛が多く生えています。果実はがく筒の中で育ちます。
- ハシカグサは従来フタバムグラ属(Hedyotis)のグループに分類されていましたが、近年はハシカグサ属(Neanotis)として独立させる見解が主流となってきています。
ハシカグサは麻疹草?
ハシカグサの名前の由来ははっきりしない点もありますが、はしか(麻疹)が関係しているという説があります。はしかはウイルス感染症のひとつで発熱や咳、発疹などの症状が現れます。ハシカグサの葉は古くなると黒い点状の模様が現れ、これがはしかの発疹を連想させます。その他、葉が枯れる過程での色の変化が、はしかの発疹がかさぶたになるまでの変化に似ているという説もあります。
市内の分布状況
市内全域に分布しています。木陰などの薄暗い場所でよく見かけます。
生育を脅かす要因
- 乾燥化
- 農薬
市内では湿った場所に分布しています。今のところ絶滅の心配はありませんが、都市化に伴う土の乾燥、除草剤散布などの人間活動の影響を受けやすい傾向があります。
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