ウリクサ(瓜草)(アゼナ科ハナウリクサ属)
ウリクサ(瓜草)(アゼナ科ハナウリクサ属)
自生環境
畑地、あぜ など
原産地
日本在来
特徴
- 畑地や田のあぜ、庭の隅など、土がある程度露出されているものの極端に乾燥しすぎない場所に生える、小さな1年草です。従来ゴマノハグサ科に分類されていましたが、DNA解析をもとにした新しい分類体系(APG)ではアゼナ科になりました。
- 茎は枝分かれしながら地を這うようにのびていきます。長さ1から2センチメートルほどの卵形の葉が2枚ずつつきます。日当たりのよい場所では茎や葉脈が赤紫色になります。夏から秋にかけ、茎の先に小さな淡青紫色の花を咲かせます。果実はがくに包まれた状態のまま膨らみ、成熟すると割れて、中から多数の小さなタネがこぼれ落ちます。
- 夏の花壇によく植えられるトレニア(Torenia fournieri)と同じ仲間で、よく見ると、どこか雰囲気が似ています。トレニアの和名はハナウリクサと言います。
名前の瓜はマクワウリ
ウリクサと名前がついているものの、ぱっと見はあまり瓜っぽい雰囲気はありませんね。キュウリグサ(葉を揉むとキュウリの匂い)のように、葉を揉むと瓜の匂いがするというわけでもありません。ではどこが瓜なのでしょうか。どうも果実の形が、マクワウリのそれに似ていることにちなむようです。ただ果実はがくに包まれているため、がくをめくってみないとその形は分かりません。
市内の分布状況
市内全域の湿った場所に、ごく普通に生えています。
生育を脅かす要因
- 乾燥化
- 農薬
市内では普通種ですが、生育場所が人の生活空間と重なっているため、除草剤などの影響を受けがちです。また都市化に伴う土の乾燥が苦手な傾向もあります。
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