ザクロソウ(柘榴草)(ザクロソウ科ザクロソウ属)
ザクロソウ(柘榴草)(ザクロソウ科ザクロソウ属)
自生環境
道ばた、畑地 など
原産地
日本在来
特徴
- 道ばたや畑地など、身近な場所にごく普通に生えている小さな1年草です。日当たりがよく、土がむき出しになっているような場所を好みます。草丈は10センチメートルから25センチメートルほどになります。熱帯アメリカから来た同じ仲間の外来種、クルマバザクロソウもよくいっしょに生えています。
- 葉は厚く表面に強い光沢があります。この葉の質感が果樹のザクロのそれを連想させるため、ザクロソウとつきました。夏から秋にかけて、小さな花を次々と咲かせます。花に花びらはなく、5枚の淡緑色のがくが花びらのように開きます。花は朝咲きで、午前中のうちには閉じてしまいます。
- 果実はがくに包まれたまま膨らみます。成熟すると3つに割れ、中から赤くて光沢のあるタネが多数顔を出します。
柘榴に見えるのはどこ?
果物のザクロは熟すと割れ、たくさんの赤い種子が顔を出します。種子は甘酸っぱい果汁を豊富に含みます。ザクロソウの果実も熟すと割れて、中から小さな赤い種子が顔を出します。この果実が名の由来かと思いきや、じつは果実ではなく、葉から来ています。少し肉厚で艶のある葉が、ザクロの葉の質感に似ることにちなんでいます。確かに言われてみれば、似ているかもしれません……。
市内の分布状況
市内全域、身近な場所にたくさん生えています。
生育を脅かす要因
- 農薬
市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。ただ、畑のまわりを主な自生環境としているため、農薬の影響を受けやすい可能性があります。
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