マルバルコウ(丸葉縷紅)(ヒルガオ科サツマイモ属)
マルバルコウ(丸葉縷紅)(ヒルガオ科サツマイモ属)
自生環境
道ばた、荒れ地、畑地 など
原産地
熱帯アメリカ
特徴
- 熱帯アメリカ原産で、日本には江戸時代に観賞用に渡来しました。現在はほとんど栽培されることはなく、繁殖力の強いつる草として道ばたや畑地などにはびこっています。特にトウモロコシ畑で問題となっており、作物に絡みついて成長が悪くなったり、収穫時に絡まって機械作業の妨げになったりしています。
- 茎はつる性で成長が早く、あちこちに絡みつきながら数メートルもの長さにのびていきます。葉は縦長のハート形で先はとがり、縁はところどころが角張ったような感じになります。
- 夏から秋に直径2センチメートルほどの鮮やかな朱色の花を咲かせます。花の中心はやや黄色っぽくなっています。果実が未熟な状態で茎が切れてしまっても、切れた状態のまま熟すことができ、きちんと発芽能力のあるタネができるといいます。
園芸種ルコウソウの仲間
真っ赤な星形の花と、細かく切れこんだ葉が魅力のルコウソウは、熱帯アメリカ原産で、日本には江戸時代に渡来しました。マルバルコウはこのルコウソウと同じ仲間です。ちなみに、本種とルコウソウの交雑種が、モミジのように切れこむ葉をつけるモミジバルコウです。ルコウソウ、モミジバルコウともに、観賞用に栽培されます。ただいずれも今のところは、あまり野生化はしていません。
市内の分布状況
市内全域に分布しています。日当たりのよい乾燥した場所に多く見られます。
予想される被害
- 駆逐
- 農業被害
繁殖力がとても強いため、他の植物の生育場所を奪ってしまうおそれがあります。また畑に生えると、農作物に絡みついたつるが、機会による収穫作業の妨げになります。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
PR推進室
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
電話:04-7199-2090
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。