マルバルコウ(丸葉縷紅)(ヒルガオ科サツマイモ属)

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ページ番号 1034519 更新日  令和4年3月23日 印刷 大きな文字で印刷

マルバルコウ(丸葉縷紅)(ヒルガオ科サツマイモ属)

マルバルコウの図鑑

自生環境

道ばた、荒れ地、畑地 など

原産地

熱帯アメリカ

特徴

  • 熱帯アメリカ原産で、日本には江戸時代に観賞用に渡来しました。現在はほとんど栽培されることはなく、繁殖力の強いつる草として道ばたや畑地などにはびこっています。特にトウモロコシ畑で問題となっており、作物に絡みついて成長が悪くなったり、収穫時に絡まって機械作業の妨げになったりしています。
  • 茎はつる性で成長が早く、あちこちに絡みつきながら数メートルもの長さにのびていきます。葉は縦長のハート形で先はとがり、縁はところどころが角張ったような感じになります。
  • 夏から秋に直径2センチメートルほどの鮮やかな朱色の花を咲かせます。花の中心はやや黄色っぽくなっています。果実が未熟な状態で茎が切れてしまっても、切れた状態のまま熟すことができ、きちんと発芽能力のあるタネができるといいます。

マルバルコウの画像その1。茎はつるになってあちこちに絡みつく。葉の縁はところどころ角張る。葉のわきから茎をのばし、花を数個つける。

マルバルコウの画像その2。花は上から見ると五角形。花の中心は黄色味の強いオレンジ色。花冠の先はラッパのように開く。花冠は横から見ると長い筒状。花は上向きに咲く。

マルバルコウの画像その3。果実の中にふつう4個のタネができる。果実は下を向く。

園芸種ルコウソウの仲間

真っ赤な星形の花と、細かく切れこんだ葉が魅力のルコウソウは、熱帯アメリカ原産で、日本には江戸時代に渡来しました。マルバルコウはこのルコウソウと同じ仲間です。ちなみに、本種とルコウソウの交雑種が、モミジのように切れこむ葉をつけるモミジバルコウです。ルコウソウ、モミジバルコウともに、観賞用に栽培されます。ただいずれも今のところは、あまり野生化はしていません。

市内の分布状況

市内全域に分布しています。日当たりのよい乾燥した場所に多く見られます。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐
  • 農業被害

繁殖力がとても強いため、他の植物の生育場所を奪ってしまうおそれがあります。また畑に生えると、農作物に絡みついたつるが、機会による収穫作業の妨げになります。

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