ダンドボロギク(段戸襤褸菊)(キク科タケダグサ属)

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ページ番号 1034520 更新日  令和4年3月24日 印刷 大きな文字で印刷

ダンドボロギク(段戸襤褸菊)(キク科タケダグサ属)

ダンドボロギクの図鑑

自生環境

林縁、畑地、道ばた など

原産地

北アメリカ

特徴

  • 外来種でありながら山地に多く、最初に見つかったのは1933年に段戸山(愛知県)です。名前はその発見地にちなんだものです。ただ近年は平地や都市部でも増加傾向にあります。シカが嫌って食べないため、山地でもシカの食害によって従来の植生が破壊された場所では、増加傾向にあります。
  • 茎は直立し、高さ50センチメートルから150センチメートルほどになります。茎の上部は細かく枝分かれし、夏から秋にかけ、多数の頭花をびっしりとつけます。何本もの筒状花が束になって1つの頭花となっています。筒状花は淡黄色です。
  • タネには白くて長い綿毛があり、果実期にはふわふわとした白い綿帽子がよく目立ちます。タネはこの綿毛によって、風に舞いやすく、遠くに運ばれていきます。

ダンドボロギクの画像その1。頭花。頭花は上向きにつく。葉の縁はギザギザ。若い株の様子。茎は直立する。

ダンドボロギクの画像その2。頭花は多数の筒状花のあつまり。筒状花。花期/果実期。果実期になると下側が膨らむ。

ダンドボロギクの画像その3。タネには白い綿毛がある。タネが熟すと綿帽子が開く。

伐採後に突然現れることも

ダンドボロギクと近縁種のベニバナボロギクは、外来種でありながら、山地でよく見られる傾向があります。火災や伐採、シカの食害、土砂災害などによって土が露わになると、突然現れ、しばしば大群落となります。しかしこれは長くは続かず、時間とともに元の植生が回復すると、やがて姿を消してしまいます。このような生活を送る植物をパイオニア植物(先駆種)と言います。

市内の分布状況

市内全域に分布しています。山林伐採後に突然発生することがあります。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐

外来種でありながら、里山周辺の比較的自然豊かな場所にも出現します。そのため、その地にもともと自生していた在来種の生活場所を奪ってしまう可能性があります。

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