キツネアザミ(狐薊)(キク科 キツネアザミ属)

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ページ番号 1035676 更新日  令和4年10月4日 印刷 大きな文字で印刷

キツネアザミ(狐薊)(キク科 キツネアザミ属)

キツネアザミの図鑑

自生環境

野原、あぜ、道ばた

原産地

日本在来

特徴

  • 日当たりの良い場所に多く生えています。葉は青みがかった緑色でギザギザと深く切れこむものの刺は無く、さわっても痛くありません。葉裏は白っぽい色をしています。
  • 茎はまっすぐ立ち上がり、丈は1メートル近くに達します。茎は上部でいくつも枝分かれし、その先に直径2.5センチメートルほどのピンク色の花を咲かせます。多数の「筒状花」が束になってつき、まるでひとつの大きな花のようになっています。
  • 花の形状を化粧道具の眉掃(まゆはき)に見立て、江戸時代にはキツネノマユハキまたはマユハキアザミと呼ばれていました。名前の由来は、一般には「アザミに似ているけどちがうものなので、まるで狐に騙されたようだ」という説が大勢ですが、江戸時代の呼び名から来ているとする考えもあります。

茎の上部で枝分かれしてその先に花をつける。筒状花のあつまり/総苞。茎はまっすぐ立ち上がる。

総苞。タネは総苞の中で育つ。タネには綿毛がある。タネが熟すと総苞が開いて綿帽子になる。

葉裏は白っぽい。葉はギザギザと切れこむが刺は無い。ロゼットで越冬する。

農耕とともにやってきた?

現在外来種と呼ばれているのは、江戸後期から現代にかけ、人間活動とともに侵入したものを指します。しかしそれ以前にも、さまざまな植物が入ってきています。これらは稲作とともにやってきた史前帰化植物と、農耕開始以降に定着した旧帰化植物に分けられます。そしてキツネアザミは旧帰化植物のひとつと推定されています。一般に史前帰化植物と旧帰化植物は、在来種として扱います。

市内の分布状況

市内全域に分布。日当たりの良い場所にたくさん生えています。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。

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