カワヂシャ(川萵苣)(オオバコ科 クワガタソウ属)

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ページ番号 1035677 更新日  令和4年10月4日 印刷 大きな文字で印刷

カワヂシャ(川萵苣)(オオバコ科クワガタソウ属)

カワヂシャの図鑑

自生環境

河川敷、湿地、水路 など

原産地

日本在来

特徴

  • 湿った場所に多く生え、河川敷ではしばしば群生します。全体的にやわらかく、茎はみずみずしい感じがします。萵苣(ちしゃ)はレタスのことで、名前は「川に生えるレタス」という意味があります。
  • 全体的に明るい緑色で、葉は細長く縁はギザギザしています。春、葉わきから花の穂をのばし、直径3ミリメートルから4ミリメートルほどの白っぽい花を咲かせます。花には紫色の筋があります。
  • 市内では2015年ごろから、オオカワヂシャとの雑種ホナガカワヂシャが目立つようになってきました。ホナガカワヂシャはカワヂシャに比べると花が大きく色も濃いめです。また花の穂が極端に長くのびるのに実入りが悪く、スカスカな感じになります。ただ多少の結実はあり、種子繁殖もしているようです。

花は白色で紫の筋がある。花の直径は約3から4mm。果実の先は少しへこむ。葉のわきから花の穂がのびる。

葉は2枚ずつ向かい合わせにつく。葉は明るい緑色で縁はギザギザ。葉は冬の間も青々としていることが多い。

ホナガカワヂシャ/カワヂシャ×オオカワヂシャ。花の穂がとても長くのびる。特定外来生物/オオカワヂシャ。花は青紫色で大きい。

オオカワヂシャの影響が

カワヂシャは環境省の準絶滅危惧でありながら、市内では比較的数が多く、生育状況は良好でした。ところが、特定外来生物オオカワヂシャの侵入によって状況は一変しました。オオカワヂシャは繁殖力がとても強く、カワヂシャが生える場所を奪ってしまっています。さらに近年は、両者の間で交雑が進んで雑種(ホナガカワヂシャ)ばかりになり、純粋なカワヂシャが急減しています。

市内の分布状況

環境省レッドリストで準絶滅危惧になっているものの、市内では湿地や河川敷で比較的普通に見られます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

  • 競合
  • 交雑
  • 乾燥化

市内では河川敷に限らず水路や湿地などに普通に見られます。これらの埋め立てなどは生育場所を奪ってしまいます。また特定外来生物オオカワヂシャの影響も心配されます。

レッドリスト

千葉県:なし
環境省:準絶滅危惧(NT)

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