アレチギシギシ(荒れ地羊蹄)(タデ科ギシギシ属)

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ページ番号 1035687 更新日  令和4年10月4日 印刷 大きな文字で印刷

アレチギシギシ(荒れ地羊蹄)(タデ科ギシギシ属)

アレチギシギシの図鑑

自生環境

道ばた、荒れ地 など

原産地

ヨーロッパ

特徴

  • ヨーロッパ原産ですが、適応力と繁殖力の強さから、ほぼ世界じゅうに広がっている多年草です。国内では1905年に横浜で発見されたのが最初の記録です。今はほぼ全国に広がり、身近な場所で普通に見られる存在になっています。
  • 茎は直立し、枝分かれしながら高さ40センチメートルから120センチメートルくらいになります。太い根を地中深くにおろす上に、ちぎれた断片からも簡単に復活するため、一度侵入すると根絶するのは大変です。
  • 花や果実は穂になってつきますが、節と節の間が離れていて、さらに節の部分には苞葉(小さな葉のようなもの)が1枚ずつつきます。花後3枚の内花被片が大きくなって、中に1個のタネを包みます。内花被片は細長く縁は切れこみません。真ん中に大きな粒体があり、成熟すると赤く色づきます。

内花被片/外花被片。

苞葉。

葉は細長く先がとがる。

アレチギシギシ系の雑種

ギシギシの仲間の雑種のうち、アレチギシギシを片われとして比較的多いのはアレチナガバギシギシ(×ナガバギシギシ)とアレチエゾノギシギシ(×エゾノギシギシ)です。また市内では稀にアレチコギシギシ(×コギシギシ)も見られます。それからセイタカアレチギシギシ(×ギシギシ)もあります。セイタカアレチギシギシは、筆者が『千葉県立関宿城博物館研究報告』で新称を提案したものです。

市内の分布状況

市内全域、身近な場所にごく普通に生えています。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐
  • 交雑

増える力がとても強く、あちこちで繁茂しています。またギシギシの仲間は雑種をつくりやすいため、ギシギシやコギシギシなど、在来種の遺伝子レベルでのかく乱が心配されます。

外来生物法など

特定外来生物(法的規制あり)
緊急対策外来種

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