コゴメイ(小米藺)(イグサ科イグサ属)

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ページ番号 1035701 更新日  令和4年10月4日 印刷 大きな文字で印刷

コゴメイ(小米藺)(イグサ科イグサ属)

コゴメイの図鑑

自生環境

河川敷、水辺など

原産地

オーストラリア

特徴

  • 1990年代に渡来したと考えられる多年草で、何年もかけてがっしりと根を張り、かなりの大株に育ちます。川岸などの水際で、水につかりながら育っている姿をよく見かけます。市内では利根川と江戸川の河川敷で大繁殖しています。
  • 茎は直径1ミリメートルから6ミリメートルほどで、縦に裂くと、中の白い髄に空洞が目立ち、まるではしごのように見えます。同じ仲間のイグサは白い髄に空洞が無いため、これで識別可能です。よく育ったものでは茎の長さが2メートル近くになります。葉は退化し、株元にわずかな痕跡が見られる程度です。
  • 初夏から秋、茎の先に花の穂をつけます。その先には茎と同じ形の苞があって、まるで茎の途中から穂が出ているように見えます。花が開くのは朝のうちの数時間のみです。雄しべは3本または6本です。

苞葉/茎はここまで/茎。

果実の先は丸みを帯びる。

髄。

最近まで正体不明だった

本種が「コゴメイ」の日本名で初めて取り上げられたのは『神奈川県植物誌2001』です。しかしこの仲間は、海外によく似た種類が非常に多く、学名はJuncus sp.(イグサ属の一種)として紹介されました。その後もしばらく正体不明のままでしたが、2015年に出版された図鑑にて、コゴメイはJuncus polyanthemusというオーストラリア原産の外来種だと明記されました。

市内の分布状況

河川敷に特に多く生えています。水路や池のほとりなど、水辺でも見かけます。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐
  • 交雑

増える力が強く、大株になってがっしり根を張ります。これにより他の植物の生育が妨げられてしまいます。また、今後在来種のイグサとの間で交雑が起きる可能性も指摘されています。

外来生物法など

  • 重点対策外来種(法的規制は無し)

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