オッタチカタバミ(おっ立ち傍食)(カタバミ科カタバミ属)

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ページ番号 1035712 更新日  令和4年10月4日 印刷 大きな文字で印刷

オッタチカタバミ(おっ立ち傍食)(カタバミ科カタバミ属)

オッタチカタバミの図鑑

自生環境

道ばた、荒れ地、野原 など

原産地

北アメリカ

特徴

  • 国内では1962年に京都で発見されたのが初記録です。現在は身近な場所でごく普通に見られ、乾燥した荒れ地環境でも生育可能なため、幹線道路の路傍など、植物が育つには過酷と思えるような場所にも見かけます。
  • 在来種のカタバミに似ていますが、茎は太くて立ち上がります。草丈は10センチメートルから50センチメートルほどになり、葉は茎の節の部分に集まってつくような傾向があります。葉のつけ根にある「托葉」は小さく、茎にはかかりません(カタバミの托葉は大きく茎にもかかる)。
  • 花後にできる果実の柄は斜め下を向く傾向が強く現れます(カタバミの果実の柄は横から斜め上)。果実は熟すと軽く触れただけで勢いよく弾け、中のタネを飛ばします。またタネにはエライエソーム(アリの好物)がついており、アリによって拡散されていきます。

日当たりの良い乾いた場所に多い。

黄色い花びらが5枚。

葉/葉/托葉。

学名をめぐる論争が

オッタチカタバミによく似たエゾタチカタバミという植物があります。これは北半球の広範囲に分布する種で、国内でも山地に自生しています。現在はエゾタチカタバミにO. stricta、オッタチカタバミにO. dilleniiの学名が充てられています。しかしこの学名の扱いについてはアメリカとヨーロッパの学者の間で論争があり、かつてはオッタチカタバミにO. strictaが充てられたこともありました。

市内の分布状況

市内全域の身近な場所に、ごく普通に生えています。

市内の分布状況の図

予想される被害

  • 駆逐
  • 交雑

増える力が強いため、他の植物が育つ場所を奪ってしまうおそれがあります。また最近は同じ仲間のカタバミ(在来)との間で交雑が起こっており、雑種も少しずつ増えてきています。

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