若者の投票率が低いって本当?

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ページ番号 1042485 更新日  令和6年9月25日 印刷 大きな文字で印刷

我が国で選挙のたびに若者を中心とした投票率の低下が指摘され続けていることを、今までの市報で度々お伝えしてきました。
それでは実際に若者の投票率と投票者数が他の年代とどれくらい差があるのかみてみましょう。

参考【令和4年参議院議員通常選挙 年代別投票率】

全体 10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代
以上
52.05% 35.42% 33.99% 44.80% 50.76% 57.33% 65.69% 55.72%

 (「第26回参議院議員通常選挙年齢別投票者数調」(総務省)より)

今回は令和4年に行われた参議院議員通常選挙の結果をもとに、18から29歳と60歳代の「投票率」と「投票者数」の概算を比べてみます。

【18から29歳】
 1,411万人 (18歳から29歳人口)× 34.23% (年代別投票率)=482万人(投票者数)
           

【60歳代】  
1,510万人(60歳代人口) × 65.69% (年代別投票率)=991万人(投票者数)
         

 (「選挙と政治の話2023」(公益財団法人・明るい選挙推進協会)より)

上記の試算から、18歳から29歳と60歳代では投票率に30%以上の開きがあり、その結果投票者数では実に2倍以上の差で60歳代が多いことがお解り頂けるかと思います。

こうした状況は野田市においても同様で、次の「野田市における各選挙の年代別投票率」の一覧を見れば、「30歳代以下の若年層の投票率が、概ね40歳代以上の年代より低い」、「投票率は60歳代70歳代によって支えられている」実状が解ります。

野田市における各選挙の年代別投票率
単位:% 18.19歳 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳以上
県議会議員選挙 17.43 13.08 15.96 19.15 23.48 32.16 37.24 27.10
(令和5年4月)
参議院議員選挙 30.78 26.57 31.56 36.81 43.50 54.73 58.11 38.61
(令和4年7月)
市議会議員選挙 27.02 20.75 26.37 31.87 39.20 52.21 58.82 43.05
(令和4年5月)
衆議院議員選挙 39.04 28.95 34.26 41.65 49.60 63.29 67.88 44.17
(令和3年10月)
県知事選挙 23.46 15.18 17.45 21.23 25.92 35.83 39.30 22.77
(令和3年3月)
参議院議員選挙 31.45 24.51 27.92 33.24 43.09 55.90 60.40 38.46
(令和元年7月)
市議会議員選挙 27.78 21.10 27.59 33.19 43.68 57.48 64.25 44.62
(平成30年5月)

こうした状況が今後も改善されなかった場合、どういったことが懸念されるでしょうか?
政治家が「大きな投票者数が見込める年齢の高い世代向けの政策を優先しよう」と考え、「若者の声や意見が政治(社会)に十分に反映されなくなってしまう」かもしれません。

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