防災ハンドブック(火災初期対応の3原則)

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ページ番号 1008956 更新日  平成28年9月12日 印刷 大きな文字で印刷

火災発生! 初期対応の3原則

出火に居合わせたら、「通報」「初期消火」「避難」の順に行動することが大切です。ただ状況によって優先順位は異なり、逃げ遅れないよう冷静な判断を心がけましょう。

1.大声で知らせる

  • 「火事だ!」と大声で叫び、隣近所に知らせる。声が出ない場合は、非常ベルを鳴らすか、音の出る物を叩くなどして異変を知らせる。
  • 小さな火でも119番に通報する。当事者は消火にあたり、近くの人に通報を頼む。

2.初期消火する

  • 火が横に広がっているうちなら消火は可能です。
  • 水や消火器だけで消そうと思わず、座布団で火を叩く、ジュースや牛乳をかけるなど手近のものを最大限に活用する。

3.早く逃げる

  • 避難するときは、燃えている部屋の窓やドアを閉めて空気を遮断する。
  • 煙を吸い込まないように、一気に走り抜ける。

安全に避難するための7ポイント

  1. 天井に火が燃え移ったらすぐに避難=素人の限界
  2. 高齢者、子ども、病人を優先=最優先
  3. 服装などにこだわらず、できるだけ早く避難=命が大切
  4. ちゅうちょは禁物。一気に走り抜ける=有毒ガス
  5. 煙の中を逃げるときは、できるだけ姿勢を低く=有毒ガス
  6. いったん逃げ出したら、再び中には戻らない=死亡する理由大
  7. 逃げ遅れた人がいたら、消防隊にすぐ知らせる=命が大切

消火器の使い方

  1. 安全ピンを上に強く引き抜く
  2. ホースのノズルを持ち、火元に向ける
  3. レバーを強く握って噴射する

覚えておこう

  • 出入り口を背後にして、避難路を確保する
  • 姿勢を低くし、煙を吸い込まないようにする
  • 炎ではなく、火元を掃くように左右にふる
  • ホースが強く振られるので、ノズルをしっかり握る
  • 消火器の薬剤は全て出し切る
  • 粉末消火剤の場合、必ず消火を確認する

火元別の消火方法

コンロ

  • 油なべの場合、水をかけたり、マヨネーズや野菜を入れたりするのは厳禁。
  • 粉末消火器はなべの全面を覆うように、強化液消火器はなべのふちに向け噴射する。
  • 消火器がない場合は、ぬらしたシーツやバスタオルを手前からかぶせ、空気を遮断する。

電気器具

  • コンセントかブレーカーを切り、粉末消火器で消火する。泡消火器などは感電のおそれがあるので使用しない。
  • いきなり水をかけると感電のおそれがある。

ストーブ

  • 消火器は直接火元に向けて噴射する。石油ストーブの場合は粉末消火器を使う。
  • 消火器がない場合は、水にぬらした毛布などを手前からすべらせるようにかぶせ、空気を遮断する。

着衣(背中)

  • 床や地面を転げまわって消火する。
  • 浴槽に水が残っていれば、水を頭からかぶるか、浴槽に飛び込む。
  • 髪の毛に火がついたら、化繊以外のタオルなどを頭からかぶる。

カーテン・ふすま・障子

  • カーテンなどは上に燃え広がる前の対処が重要。火がついたら、引きちぎってから消火する。
  • ふすまや障子などはけり倒し、足で踏んで消す。その後、水をしっかりかけて消火する。

こわい煙に要注意

煙は一酸化炭素などの有毒ガスを含んでいるため、吸い込むと中毒などで命を落とす危険性があります。2001年に44 人が犠牲となった東京・新宿歌舞伎町ビル火災でも、そのほとんどが煙による一酸化炭素中毒死とみられています。

  • ぬらしたタオルやハンカチなどで、口と鼻をおおう。無理な場合はネクタイや衣類で代用を。
  • できるだけ姿勢を低くする。
  • 階段では、はったまま後ろ向きに下りる。
  • 短い距離なら、息をとめて一気に走り抜ける。
  • 視界が悪いときは、壁づたいに避難する。

初期消火には限界がある

もし炎が天井に燃え移ったら、初期消火を中断し、すぐに避難してください。

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市民生活部 防災安全課
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7番地の1
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