防災ハンドブック(避難生活における健康管理)
東日本大震災のような大規模災害が発生すると、避難生活は相当の長期化が予想されます。不自由な避難所生活においても、できるだけ普段の生活を取り戻すつもりで、体をこまめに動かしながら体調管理に注意しましょう。
感染症予防
集団生活をする避難所では新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症が広がりやすくなります。
- 密閉・密集・密接の「3 密」を避けましょう。
- 人との間隔はできるだけ2 メートル(最低1メートル)空け、会話をする際はできるだけ真正面は避けましょう。
- 毎朝、体温を測るなど体調管理を怠らないようにしましょう。
- こまめに、うがいや手洗いを励行しましょう。
- マスクの着用を徹底しましょう。
- 下痢をしている人は脱水状態にならないよう水分補給を心がけましょう。
エコノミークラス症候群予防
エコノミークラス症候群とは、長時間足を動かさないでいることで足の静脈に血栓(血の塊)ができ、歩き出した後などに血栓の一部が血流に運ばれて肺や脳の血管をふさいでしまう病気です。肺栓塞や脳卒中を発症するおそれもあります。長時間飛行機に乗った場合などに見られることからこの名がついています。避難生活ではできるだけ体を動かすようにしましょう。
- できるだけ体を動かしましょう。
- 座ったままでも、足の指やつま先を動かすなど足の運動をしましょう。
- 十分な水分をとり、脱水症状にならないようにしましょう。
- 避難所ではゆったりとした服装で過ごしましょう。
一酸化炭素中毒予防
車の中に避難している場合には、空調のためにエンジンを回したままにしていると一酸化炭素中毒の危険性が高まります。狭い屋内でストーブなどを使う場合も同様です。新鮮な空気に入れ替えることが重要です。
- こまめに窓を開けるなど、換気をする。
- 暖房機器についている排気口に異常がないか確認しておく。
車中避難及び車中避難場所
分散避難の方法のひとつとして車中避難があります。市では市内の浸水想定区域外に大きな駐車場を持つ民間事業者と協定を結び、市が避難情報を発した際に協力事業者の駐車場を車中避難場所として開設します。なお、車中避難の際は、エコノミークラス症候群や一酸化炭素中毒などに注意しましょう。
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