ハス(蓮)(ハス科ハス属)
ハス(蓮)(ハス科ハス属)
自生環境
池や沼、湖など
原産地
熱帯アジア
特徴
- そこそこの水深がある池や沼に生える多年草です。
主な花期は6月から7月で、花は直径20センチメートル以上、午前中を中心に開きます。 - 水底の泥の中に太い地下茎を長く伸ばしながら、どんどん増えていきます。この地下茎はレンコン(蓮根)と呼ばれます。
ただし観賞用の品種はあまり美味しくないと言います。 - 葉の表面はよく水をはじきます。この構造を応用したものがはっ水加工です。小さな葉や、生育初期の葉は水面に浮かびますが、ふつうは水面から大きく突き出るように葉をのばします。
- 果托は穴がだらけで、1つの穴に1つずつ、タネが入っています。
この果托がまるで蜂の巣のように見えることから、古くはハスのことを「はちす」と呼んでいました。
大賀ハス
1951年、千葉の検見川で、大賀一郎博士のチームが、2000年以上前のものと推定されるハスのタネを発掘しました。
そのタネから育った株は1952年7月18日に初開花。この花は直径25cm、淡紅色、花弁数23枚との記録が残っています。このハスは「検見川の大賀蓮」と呼ばれ、株分けしたものが各地に植えられ、千葉県の天然記念物として、また千葉市の花として広く親しまれています。
市内の分布状況
市内には自生しません。
大賀ハスは、関宿総合公園などに植えられています。
昔からある沼などには、かつての蓮田の名残と思われるものが見られることもあります。
予想される被害
- 駆逐
- 水流妨害
勢いよく繁茂するので、天然の湖や沼などに、新たに植えるのは、あまりおススメできません。
大量の堆積物で水質が悪化したり、水の流れが滞るなどの影響が懸念されます。
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