ヒガンバナ(彼岸花)(ヒガンバナ科 ヒガンバナ属)

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ページ番号 1011936 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

ヒガンバナ(彼岸花)(ヒガンバナ科 ヒガンバナ属)

ヒガンバナの図鑑

 

 

自生環境

社寺林、土手、あぜ など

原産地

中国

特徴

  • 日本に生育しているものは、かなり古い時代に中国大陸から渡来したものと考えられています。かつては死人花、幽霊花などとも呼ばれ忌み嫌われてきた存在ですが、近年は花が美しさが見直され、観賞用に栽培されることも多くなりました。
  • 国内の野生株は、花が咲いてもタネができない系統の種類で、球根で増えていきます。中国には開花がやや早くてタネができる系統の株(コヒガンバナ)もあり、稀に植栽されます。
  • ヒガンバナの名のとおり、彼岸の頃に突然茎をにゅっと伸ばして花を咲かせます。花の後に葉が出てきて、葉がわさわさと茂った状態で冬を越します。葉は初夏に枯れて地中で休眠し、夏は地上部は何もない状態となります。

ヒガンバナの画像その1。茎の先に赤い花が放射状に咲く。花が終わるころ葉が出てくる。

ヒガンバナの画像その2。冬の間は葉を出している。夏は地上部が枯れてしまう。

ヒガンバナの画像その3。仲間・ショウキズイセン。交雑種・シロバナヒガンバナ。

赤色×黄色=白色

最近は白っぽい花のヒガンバナもよく見るようになりました。これにはシロバナヒガンバナの名前がありますが、ヒガンバナの白花品ではありません。赤い花のヒガンバナと、同じ仲間で黄色い花を咲かせるショウキズイセンを交雑した結果、誕生したものです。ちなみに、ヒガンバナの白花品はギントウカと言いますが、確実にギントウカと呼べる株はいまだに見つかっていないようです。

市内の分布状況

市内全域に生育します。神社や墓地などに多いですが、土手や道ばたの思いがけないところから顔を出していることもあります。

市内の分布状況の図

予想される被害

日本には古い時代にやってきて、農地周辺に多く見られます。今のところ特に生態系に悪影響を及ぼすような雰囲気は見受けられませんが、有毒なので誤食に注意が必要です。

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