ヨシ(葦)(イネ科ヨシ属)

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ページ番号 1012393 更新日  令和3年5月19日 印刷 大きな文字で印刷

ヨシ(葦)(イネ科ヨシ属)

ヨシの図鑑

自生環境

河川敷、湿地 など

原産地

日本在来

特徴

  • 河川敷や池・沼のまわりなど、水辺にごく普通に生えています。群生することが多く、ヨシ原と呼ばれる環境をつくりだしています。ヨシ原はいろんな生きものたちの生活の場として、重要な役割を担っています。
  • 地下茎をどんどん伸ばして、旺盛に繁殖していきます。洪水や天地返しなどで土がかき混ぜられても、ちぎれた地下茎からすぐに再生できる能力を持っています。
  • 夏の終わりごろから穂を出しはじめます。この穂は晩秋に成熟し、綿毛つきのタネをたくさん飛ばします。冬になると地上の茎は枯れますが、これを利用して作ったすだれを葦簀(よしず)と言います。

ヨシの画像その1。花期の穂。花が地味なのでなかなか気づきにくい。

ヨシの画像その2。タネは綿毛があり、風でふわふわ舞う。

ヨシの画像その3。葉の縁でうっかり手を切らないよう気をつけよう。

悪しから良しに

「スルメ」を「アタリメ」と言うように、縁起の悪い言葉を連想させるものを、縁起の良いものに呼びかえることがあります。 じつはヨシもこの手の呼びかえが定着したものです。ヨシはもともとアシと呼ばれていました。その語源には「青し」「桿(ハシ)」など、いくつかの説があります。いずれにせよ音が「悪し」を連想させるため、それを嫌って対義語のヨシ(良し)がをあてられました。

市内の分布状況

水辺の環境を代表する草です。市内全域の湿地や河川敷などで、ごく普通に見ることができます。

市内の分布状況の図

生育を脅かす要因

今のところ特になし

いたるところにごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。ただ、水辺は埋め立てなどの影響を受けやすいので、気づいたら激減していた、とならないようにしたいものです。

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