ヨシ(葦)(イネ科ヨシ属)
ヨシ(葦)(イネ科ヨシ属)
自生環境
河川敷、湿地 など
原産地
日本在来
特徴
- 河川敷や池・沼のまわりなど、水辺にごく普通に生えています。群生することが多く、ヨシ原と呼ばれる環境をつくりだしています。ヨシ原はいろんな生きものたちの生活の場として、重要な役割を担っています。
- 地下茎をどんどん伸ばして、旺盛に繁殖していきます。洪水や天地返しなどで土がかき混ぜられても、ちぎれた地下茎からすぐに再生できる能力を持っています。
- 夏の終わりごろから穂を出しはじめます。この穂は晩秋に成熟し、綿毛つきのタネをたくさん飛ばします。冬になると地上の茎は枯れますが、これを利用して作ったすだれを葦簀(よしず)と言います。
悪しから良しに
「スルメ」を「アタリメ」と言うように、縁起の悪い言葉を連想させるものを、縁起の良いものに呼びかえることがあります。 じつはヨシもこの手の呼びかえが定着したものです。ヨシはもともとアシと呼ばれていました。その語源には「青し」「桿(ハシ)」など、いくつかの説があります。いずれにせよ音が「悪し」を連想させるため、それを嫌って対義語のヨシ(良し)がをあてられました。
市内の分布状況
水辺の環境を代表する草です。市内全域の湿地や河川敷などで、ごく普通に見ることができます。
生育を脅かす要因
今のところ特になし
いたるところにごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。ただ、水辺は埋め立てなどの影響を受けやすいので、気づいたら激減していた、とならないようにしたいものです。
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