ノイバラ(野茨)(バラ科 バラ属)
ノイバラ(野茨)(バラ科 バラ属)
自生環境
河川敷、水辺 など
原産地
日本在来
特徴
- 河川敷や水辺に普通に見られる落葉低木です。地下茎を張り巡らせてどんどん増えていくため、あたり一面の群生となることもしばしばです。特に河川敷では「ノイバラ群落」と呼ばれるノイバラを中心とした植生によって構成される環境も見られます。
- よく枝分かれをしながら2メートルから3メートルほどになりますが、枝はそれほど太くないため、成長とともに次第にしなだれていきます。もたれかかったり、地を這うようにのびたりすることもしばしばです。枝には鋭い刺があり、うかつにさわると痛い思いをします。
- 初夏に直径2センチメートルほどの白い花を多数咲かせ、最盛期にはあたり一面バラの香りが漂います。訪花昆虫にも人気が高く、ハナムグリやチョウ、ハチの仲間などさまざまな昆虫を見ることができます。秋から冬に小さな丸い赤い果実ができます。
果実は食べられるの?
バラの果実はローズヒップと呼ばれ、品種によっては、ジャムやハーブティー、果実酒などに利用されます。では、ノイバラの果実は食べられるのでしょうか。答えは「はい」です。霜にあたると甘みが増して生食も可能です。ただ、エイジツ(営実)という名前で生薬としても利用されており、その用途は下剤です。そのため、せいぜい軽く味を見る程度にして多食しないことをおススメします。
市内の分布状況
市内全域に普通に見られます。河川敷や水辺に多く、ときに大群生します。
生育を脅かす要因
- 今のところ特になし
市内全域にごく普通で、今のところ絶滅の心配はありません。しかし目の敵にしすぎるのは考えもの。地域に咲く野の花として、やさしく見守る気持ちを大切にしたいところです。
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